2016年(平成28年)4月1日(金曜日)

渋谷に奇妙なニワトリ大群

号外

渋谷に奇妙なニワトリ大群

奇妙な鳴き声のニワトリ 路上を埋め尽くし大混乱

1日正午ごろ、東京都渋谷区でニワトリが出没、路上を占拠する事態が発生し、現在も収束の目処が立っていない。現場は渋谷駅を中心に半径10キロメートルの地区全域で、東京23区全域に避難勧告が敷かれている。現場では県外より応援に駆けつけた数千台のパトカーや消防、救急要員があわただしく対応に追われていた。出没したニワトリは数億羽に及ぶとみられ、路上だけでなく線路にも侵出しており、被害が拡大しているため鉄道会社各社から、各種鉄道及び地下鉄も運行を全線見合わせるとの発表があり、都内の交通網は完全にストップした。東京都庁は都民に向け、外出を控え、見つけても極力触らないようにと異例の注意を呼び掛けている。なお、ニワトリ突然大量出没した原因は不明で、今のところ犯行声明はでていないものの、現場には鳥の足に「ブルーソルト商会」という文字のついたタグがついており、何者かによって意図的に行われた可能性もあることから、事故と事件両方の面から調べているという。また、このニワトリは変わった鳴き声が特徴で、品種について在日ニワトリ専門家のルーク氏に伺ったところ「〝コッカコッカ〟という鳴き声の特徴から、伝説上に存在する怪鳥にちなんで名づけられた〝コカトリス〟の可能性がある。もし事実なら卵や唾液に猛毒を含んでおり、毒に感染すると現代医学では治療できないため注意したほうがいい」とのこと。また事態の収拾には警察及び消防署があたっているが、親鳥が産んだ卵が突然孵化して急成長するケースもあり、流石に回収の目処がつかないため、政府が陸上自衛隊駐屯地へ出動要請を行った。――事態収拾の方も難航しそうだ。この度の事態を受けて、陸上自衛隊は対ニワトリ用特殊清掃車両を出動することを決定し、2000台体制で収拾に向けて活動を開始している。しかしニワトリの処理について動物愛護団体による非難の声もあり、処理に時間がかかる見込み。なお、清掃費用に41兆円が見込まれ、深刻な経済打撃を受けることは必至であり、これを受けた内閣では急遽閣議が開かれ、増税案の決議が今日の15時に決定する見通し。今回の騒動は単なるニワトリの行進だけでおさまらず、様々な方面で深刻な影響が出そうだ。卵から孵化するヒヨコ=東京都渋谷区

動物園の白クマが脱走人をさらって逃亡中

動物園職員によると、全長約3メートル、体重450キログラムの大型の白クマであり、付近を通行していた人をさらって2足歩行で走って逃走中と のこと。逃げ出した理由について詳しいことは調査中だが、熊専門家によると「暑さで寝そべっているだけの生活では満足できなくなり、自分がもっと輝けるステージを求めて脱走した可能性が高い。最近人気の『アリア』の様にトップアイドル目指して頑張って欲しい」とのこと。また熊は100メートル8秒を切るスピードで狭い路上を選んで逃走しているため、足に自信のある人に協力を仰いで捕獲作戦を取り決めた。なお、捕まえた人には恩賞を用意しているそうだ。猛スピードで逃げるシロクマ=都内某所

珍種!?空飛ぶナマケモノ働きすぎと批判の声

――あれは何だ、鳥だ、飛行機だ、いやナマケモノだ。1日未明、渋谷区上空を飛ぶ奇妙な物体が確認された。正体は諸説あるが、通行人の証言によるとナマケモノの説が有力であり、同様の目撃情報が後を絶たない。ナマケモノ専門家によると「ナマケモノの体の構造は生物学上飛ぶように出来ていない。何かの見間違い」とのこと。また、街の人々は「可愛い」「ナマケモノのくせに有能」「なまけてない」など空をとぶ姿を見て歓声をあげていた。また一方で小型ヘリや、気球、新型ドローンとの情報もあり、悪質ないたずらの可能性も含めて渋谷警察署では調査にあたっている。

突然ですが問題です。

問. 卵は全部でいくつ出てきたでしょう?

たまご

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謎の影

誤報

4月1日はエイプリルフールです。本当に伝えたかったビッグニュースはこちら!(正解:卵の数は7個でした)

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