まさし特派員の世界一周だより

まさし特派員の世界一周だより

人文系旅ブログ。自称特派員という無職に就職した僕が、世界の情報を書くという設定です。勝手にやってろって話です。最近は世界の墓場がマイブーム。

 

何個か前の記事で「進め一億火の玉だ」という戦意高揚歌をリンクしたら、Youtubeのレコメンドに軍歌やら戦時歌謡やらが出てくるようになってしまった。

その中で、タイトルのインパクトだけで目が点になってしまったのを見つけたので紹介しよう。

その名も「爆弾くらいは手で受けよ」

 

 

一つとや日ごとに高まる浪の音
太平洋に危機迫る 用意はできたか合点か
いざという時や 体当たり それ
爆弾ぐらいは 手で受けよ

二つとや 不覚を取るな 恥かくな
心高まりゃ 百万の敵も一人で受けて立つ
いざという時や 体当たり それ
爆弾ぐらいは 手で受けよ

三つとや南の護り 国の盾
我が子が夫がまた父が いま戦いの真っ最中
いざという時や 体当たり それ
爆弾ぐらいは 手で受けよ

四つとや翼賛一家 一億の
というのは唯一つ 笑って死ぬこと進むこと
いざという時や 体当たり それ
爆弾ぐらいは手で受けよ

五つとや 戦に空襲つきものだ
急くな騒ぐな 家焼くな 防火の訓練怠るな
いざという時や 体当たり それ
爆弾ぐらいは手で受けよ

六つとや 無敵の艨艟まっしぐら
それに負けるな 後れるな
まもれ この土 この空を
いざという時や 体当たり それ
爆弾ぐらいは 手で受けよ

七つとや 生聞き 生知り 生兵法
口じゃ戦は 勝てぬもの
命にまさる 武器はない
いざという時や 体当たり それ
爆弾ぐらいは 手で受けよ

八つとや 八つの海が荒れたとて
奈然自若だ 恐れるな
こころで鎖めよ 和を啓け
いざという時や 体当たり それ
爆弾ぐらいは手で受けよ

九つとや国家の栄えはどこにある
苦行難行 乗り 越えて
黙々戦う とこにある
いざという時や 体当たり それ
爆弾ぐらいは 手で受けよ

十っとや東亜共存 共栄の
実をきづくはこの意気で
聴け 洋上に 騒ぐ波
いざという日はもう過ぎた
今こそ一億 体当たり

 

 

この曲は太平洋戦争開戦直前に出されたものらしいのだけど、特攻(「命にまさる 武器はない」)や空襲(「戦に空襲つきものだ」)と、すでに戦争末期を予言するような内容になっているんだよね。

困ったらとりあえず体当たりしとけというところがほんとに日本人らしいよな。

 

 

いざという時や 体当たり ソレ!

今憲法改正しようとしている人たち、「国民は国のために戦え」という人たちは、ミサイルくらいは手で受けてほしいものだね。