嘉手納弾薬庫跡地に初の商業施設 読谷村大湾でシナジースクエア開業祝う


この記事を書いた人 金城 美智子
テープカットで開業を祝う関係者=27日午前、読谷村大湾のシナジースクエア(シナジープラス社提供)

 【読谷】米軍嘉手納弾薬庫地区返還跡地の大湾東土地区画整理地内で27日、複合型商業施設「シナジースクエア」が開業した。約6800平方メートルの敷地内に11店舗の入店が決定しており、27日から9店舗が営業を始めた。同地区内で開業する施設は初めて。

 1階には飲食店やコンビニ、2階には美容室や料理教室などの多彩な店が構える。開店後から買い物客らが列を作って店舗に詰め掛けた。
 大湾東土地区画整理組合の松田武夫理事長は「2009年に組合がつくられた。18年までの事業のうち、今日は一つの出発点となる。今後宅地が造られていくので、組合としても静かで住みやすい環境をつくりたい」と話し、地域の発展を願った。
 運営するシナジープラスの林拓司執行役員は「新しくできる町で、子育て世代などの生活に根差せるような施設にしたい」と話した。
 5月1日に「地域振興応援団おおとり会」によるソラマメ商品の展示や、管理栄養士の伊是名カエさんによるトークセッションが予定されている。
【琉球新報電子版】