カレー好き高校生に送る!思わず話したくなるカレートリビアまとめ <みんツイ研>

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ピリッとした辛さに食欲をそそるスパイシーな香り、「辛い!」と言いながらもついつい食べ続けてしまう…そう、そんな不思議な魅力を持ったカレー。もはや国民食と言えるカレーは、給食や合宿、キャンプなど、学生生活の定番メニューです。

カレーを愛してやまない、カレーが好きで好きで仕方がない!そんな人もきっといるはず。今回は、カレー好きのあなたに送る、ついつい自慢したくなっちゃうようなカレー雑学をご紹介します!

「世界のカレーは全29種類」

チキンカレー、シーフードカレー、グリーンカレー…「カレー」と聞いて、皆さんはどれくらいの種類を思い浮かべることができるでしょう?

カレーで町おこしを目指した委員会の調査によると、世界中にあるカレーを細かく分類し、さらにカレーうどんやスープカレーのような新勢力も加えると、世界には全部で29種のカレーが存在しているそうです。1つの料理にこんなにバリエーションがあるなんて、ちょっとびっくりですよね。

世界中のカレーを食べつくしたい!そんな熱い気持ちを持ったカレーファンでも、29種類もあるとなると、二の足を踏んでしまいます。現地に行って本場のカレーを!なんて思っていたら、世界一周旅行が出来てしまいそう。

けれど、「やはり世界中のカレーを味わうのは無理なのか…」と、諦めるのはまだ早い!なんと、29種のカレーが全て集う、そんなカレーの聖地が日本国内にあるのです。

その場所とは、ズバリ横浜。

日本にカレーが伝わった経緯には諸説あるものの、他の多くの西洋料理と同じように、横浜から全国に広まったという説が有力とされています。横浜は、日本におけるカレー伝来の地と言えるでしょう。カレー好きとしては、一度は願う野望「カレーの世界制覇」のために、ぜひ一度横浜を訪れてみては!?

「日本最古のカレーに入っていた、驚きの食材」

日本に初めてカレーが伝わったのは、文明開化の明治時代。カレーの具材といえば、ニンジン、玉ねぎ、ジャガイモ、それからお肉。気分によっては魚介を入れてシーフードカレーにしてみたり、ずぼらな私は「カレー味で煮込めばなんでもカレーでしょ?」なんて思っていたり。

ですが日本最古のカレーには、そんな私たちの想像を遙かに超えた食材が使われていたのです。伝来当初のカレーの実態が明らかになったのは、明治初期に刊行された西洋料理のレシピ本。そこには日本最古のカレーの作り方が記されていました。

気になる内容は「みじん切りのネギ、ショウガ、ニンニクをバターで炒めて水を加え、鶏肉、エビ、タイ、カキ、アカガエルを入れて煮、カレー粉を入れて1時間ほどしたら、塩を水溶きの小麦粉を加える」といったもの。…ちょっと待って、アカガエルって?!どうしてカエルを選んだの?!

何気ない流れでサラッとインパクト絶大な情報を突っ込んできた明治のレシピ本。なぜアカガエルがカレーの食材になったのか、そのルーツは分かっていないというのもまた面白いところ。さすが世界中で愛されるインターナショナルフード、カレー。その闇は…いえいえ、奥が深い料理のようです。

「美肌、ダイエット効果もある魔法の料理、カレー」

美容に気を使う女子高生には耳よりのこの豆知識。大好きなカレーが美肌に繋がるなんて、それにダイエット効果もあるなんて、夢のような話ですよね。

まずは美肌効果について。カレーには、数え切れないほどたくさんのスパイスが使われています。その中でも代表的なターメリックというスパイス。日本語ではウコンの名前で知られていますね。このターメリック、インドでは化粧品や皮膚薬に使われるほどの美容・治療効果で、その効能はかなり高いと言われています。

インド人は肌が健康的でキレイなことで有名ですが、それも日々ターメリックを口にしているからなのかも。これから毎日カレーを食べることで、すべすべ美肌も夢じゃない?!

続いてダイエット効果について。ここでもまた、メインとなるのはカレーのスパイス。カレーの中には、脂肪をつきにくくしたり分解したり、代謝を活発にするスパイスがたくさん入っています。「カレー・ダイエット」が流行り出す日も近いかも。しかしいくらダイエットに効果的だからといって、食べ過ぎは禁物。カレーのスパイスに頼り過ぎず、あくまで補助的に捉えたほうがいいのかもしれません。

「インドに『カレー』は存在しない!」 

カレーライスは日本独自の派生メニューだというのはよく聞く話。ですがカレー発祥の地であるインドに「カレー」が存在しないって、いったいどういうことなのでしょう?

日本の9倍という広大な面積を持つインドでは、地域によって文化や宗教、その暮らしぶりは様々。当然、カレーという食文化も地域ごとに異なります。私たちが「カレー」と聞いたとき、北は北海道、南は九州・沖縄まで、きっとイメージするところはだいたい同じ。お皿の半分に白いご飯が盛られていて、カレーの具材は野菜とお肉、色はマイルドな黄色から茶色。

ですがインドでは、地域によって味も見た目も、時には料理名さえ変わってしまうのだとか。驚いたことに、「カレー」という、共通概念がないそうです。うーん、さすがインド、さすがカレー。まだまだ知られざる世界が広がっていそうです。

まとめ 

いかがでしたか?カレーは私の中でも、常に好きな食べ物ベストスリー。食欲が無くても、あのスパイシーな香りをかいだだけで軽く1杯はぺろりと平らげてしまいそうな、そんな魅力の虜になっています。

この雑学を見て、カレー好きさんがクラスの友達とカレーの話題で盛り上がれたらいいな、と思います。カレーに対する熱い思いの丈をぶつけてみましょう!

参考

「カレーの雑学」井上岳久 日東書院

「カレー大全 カレー伝道師の160話」渡辺玲 講談社

大学生ライター

Megumi Yamada

横浜国立大学教育人間科学部、心理学専攻の学生。新潟県の僻地で生まれ、神奈川の人の多さにはまだ慣れません。おいしい食べ物とおもしろい本が好き。