「差別許さない」 4・28「屈辱の日」、那覇で300人集会


この記事を書いた人 志良堂 仁
沖縄に対する差別的な扱いをやめるよう求め、拳を突き上げる参加者=28日午後7時ごろ、那覇市の県民広場

 1952年4月28日のサンフランシスコ講和条約発効に伴い、沖縄が日本から切り離された「屈辱の日」から64年となった28日、沖縄平和運動センター(山城博治議長)は那覇市の県民広場で「4・28県民屈辱の日、軍事支配を忘れない県民集会」を開いた。300人(主催者発表)が政府に対し、安保法の廃止や沖縄に対する差別的な扱いをやめるよう訴えた。

 山城議長は2013年4月28日に安倍晋三首相が「主権回復の日」式典を開き、沖縄の人々が反発した経緯を強調し「基地のない平和で豊かな社会をつくるため、政府に沖縄の怒りを伝えていかねばならない。政府による圧政をはねのけよう」と述べた。
 普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設の断念も求めた。
 集会後には「差別を許さないぞ」などと声を上げ、国際通りを行進した。
英文へ→Rally decries discrimination against Okinawans