充実したライフスタイルを重視! 今どきのシェアハウス事情とは

公開日:2014年2月18日

最近、駐車場の上空間を利用した空中店舗型シェアハウスや、前橋の築45年の空きビルを再活用した学生用シェアハウスなど、独自の路線を打ち出すシェアハウスが注目を集めている。

シェア住居で子育てをするライフスタイルが当たり前になる日も近いかも?

シェア住居で子育てをするライフスタイルが当たり前になる日も近いかも?

今後もそういったコンセプト物件が増えてくるのだろうか? 今どきのシェアハウス事情について、ひつじ不動産の北川大祐さんに聞いてみた。

「コンセプト物件は従来の物件よりも差別化しやすく、注目されていますが、それだけでは人が集まらないのが現状です。というのも、最終的にはシェアハウスは普段生活する場所。そのため、入居者の多くはコンセプトありきではなく、設備やデザイン、立地、賃料、運営会社など、基本的な部分を重視しています。もちろん、特徴を上手に打ち出した物件もありますが、派手さはない『地味にいい物件』の方が手堅いですね」

リノベーション事業を行い、シェアハウス運営も手掛けるRバンクの金子さんも「シェアハウスは住まいの1つの選択肢として選ばれることが多くなっている。管理会社の質など、一般賃貸物件に劣らない安心感がシェアハウスにも求められている」と話す。

基本が押えられた上で、シェアハウスならではのメリットである、「寝起きするだけではない豊かな時間」を過ごせる工夫が受け入れられているそう。

「弊社ではビル一棟の1階がカフェで2階がシェアオフィス、3階から5階がシェアハウスという物件があります。これは、食、住、働くことの循環を目指したもの。シェアハウスの賃料は、一般の賃貸物件と大差はありません。そのため、住まいながらもプラスアルファの要素が得られることはどの物件でも必ず意識しています」(金子さん)

ところで、北川さんによれば「単身者向けのイメージが強いシェアハウスだが、ここ数年家族を持ってもシェア住居で暮らしたい」という相談が増えているとのこと。同様に、ひとり親世帯を中心に入居者を募り、子育て支援をコンセプトとしたシェアハウスの物件がオープンするというニュースも。

快適な住空間はもちろん、ライフスタイルを楽しめる要素を盛り込んだ新しい住まいの形は、この先も増えていきそうだ。

(南澤悠佳/ノオト)

<関連リンク>
▼Rバンク
http://www.r-bank.co.jp/
▼オシャレオモシロフドウサンメディア ひつじ不動産
http://www.hituji.jp/

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