海上作業確認されず 80人座り込み、機動隊が排除


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ゲート前で座り込む市民らを排除する機動隊員=7日午前7時ごろ、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設をめぐり7日早朝、移設に反対する市民ら約80人が米軍キャンプ・シュワブゲート前で座り込んだ。

 午前6時55分ごろ、県警と警視庁の機動隊員200人以上が市民らの排除に着手。排除された市民らは鉄柵に囲われた場所に強制的に移動させられた。その間に工事作業員を乗せたとみられる車両3台がシュワブ内へと入った。資材などを載せた大型車両は確認されていない。
 シュワブ陸上部分では、大型重機3台が米軍施設を解体した跡の瓦礫の除去作業などをしているとみられる。海上では、ボーリング調査に向けた準備など作業は確認できない。新基地建設に反対する市民らは抗議船4隻やカヌー13艇を出して臨時制限区域のフロート(浮具)周辺で停泊し、作業を警戒しながら抗議している。海上保安庁のゴムボート7艇以上が市民らにフロートから離れるよう呼び掛けている。
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