【医師監修】漢方薬で美肌効果!?飲み方やニキビ・湿疹などトラブル別の選び方を紹介

公開日:2015年2月23日

漢方薬がニキビなどの肌トラブルにも効果があるって本当?

漢方
種類も多い漢方薬。どんな効能があるのだろうか?

体質改善や風邪のときに飲むイメージが強い漢方薬。実は、ニキビや湿疹などの肌トラブルにも効果が期待できるものがあるという。

そこで今回は、「ナカデンビルクリニック」の中村仁美院長の監修のもと、美肌効果が期待できる漢方薬の選び方についてご紹介する。

「ナカデンビルクリニック」中村仁美院長
「ナカデンビルクリニック」中村仁美院長

皮膚科・美容皮膚科・漢方皮膚科・女性ピル外来担当医。
2009年に北里大学医学部を卒業後、都内大学病院にて初期臨床研修修了。2016年皮膚科専門医を取得し、同年ナカデンビルクリニック院長職を先代より引継ぐ。2016~2019年、院長職の傍ら横浜元町LUNAクリニックにて漢方医の研修を行う。2019年に漢方専門医取得。2020年4月、日比谷トータルクリニック副院長就任。2021年3月 ナカデンビルクリニック皮膚科エリア改装終了に伴いリニューアル開院。現在に至る。
https://www.beauty1112.com/

ニキビにも色々なタイプがあります。ニキビの種類や体質に応じて漢方薬を選びましょう

そもそも漢方薬とは?体調回復効果があるのはなぜ?

漢方
漢方薬ってどんな効果があるの?

漢方薬とは、天然由来の成分を原料とする生薬が組み合わされて構成されている薬のことを指す。漢方薬はからだ全体のバランスを整えたり、足りない要素を補うとされ、結果、からだの不調等を回復するとされているのだ。「なんとなく調子が悪い」「冷える」など、西洋医学では治療の手段がないような不調でも、対処できることが多いのも特徴。

漢方薬の原料は草や木、動物など、自然にあるものだから、安全安心のイメージも持たれる方も多いのでは?
病院に行くほどではないけれど、なんとなく不調を感じるときには頼りになりそうだ。

漢方薬がニキビなどの肌トラブルに効果があるのは本当?

東洋医学では、「皮膚は内臓の鏡」と言われ、からだの中の影響が肌トラブルにつながると考えられている。実際、漢方薬には肌荒れニキビしみなどの肌トラブルに効果が期待できる効能をもつものがあるのだ。

肌トラブルの原因は外側からのものと、内側からのものがある。漢方薬は「疲れで肌がくすんで見える」といった、からだの内側からくる肌トラブルへの効果が期待できる。生薬がからだのバランスを整え、正常な状態に戻していくことで、肌トラブルを改善していくのだ。

漢方薬の飲み方は?

漢方 飲み方
漢方薬で肌荒れのしにくい美肌を手に入れよう!

漢方薬は、基本的には食前もしくは食間に、水または白湯にて服用するようにしよう。漢方薬の成分の多くは腸内細菌の働きにより、有効成分として吸収されやすくなる。そのため、速やかに腸に到達する食前または食間の服用の製剤が多くなっている。

食前とは食事の約30分前食間とは食後2~3時間後のこと。食べ物などの影響を防ぐためにも、空腹時に飲むほうが良いようだ。

便秘の人には漢方薬が最初は効きにくいことがあるので、整腸剤などを併用して腸内環境を整えることもおすすめです

次のページでは、お肌の悩み別に効果が期待できる漢方薬をご紹介!

12
>
リンクをコピー
関連記事関連記事