VOILLD

山崎由紀子 - Listen to the picture Yukiko Yamasaki “Listen to the picture” 2024.3.9 Sat - 3.31 Sun

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SOGNI VOILLD ver. UAMOU & REAL UAMOU at VOILLD online

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1月にラフォーレ原宿で開催されたTOKYO ART BAZAARにて先行販売したVOILLD ver.の『ソニョ』シリーズを、オンライン限定で販売いたします。

2月24日(土)13:00よりVOILLD ONLINE SHOPにて販売を開始いたします。*販売は終了いたしました

イタリア語で「夢」を意味するソニョシリーズは、鮮烈な印象を残しながらもどこか掴みどころがない、夢の中の色の渦を表現しています。
2014年、オープンして間もないVOILLDでの個展「SOGNI STRANI」で初めて発表されました。

作者である高木綾子によって一点一点オリジナルの彩色を施し、それぞれに夢のように温かく柔らかで、個性豊かな表情が吹き込まれました。長い時間をかけて温められたスペシャルなコラボレーションシリーズを、この機会に是非ご覧くださいませ。

*ソニョ VOILLD ver.のウアモウとリアルウアモウは、VOILLDのみにて、今後も不定期に取扱い予定です。

<ご注文頂く際には、必ず以下の注意事項をお読み頂きご注文ください>
・作家によってひとつひとつ手作業で彩色を施している為、1点1点の色使いや模様に個体差がございます。予めご了承のうえ、ご購入いただけますようお願いいたします。
・お一人様あたり1体までのご購入とさせていただきます。
・同じ名義、メールアドレス、住所等での複数購入があった場合はキャンセルとさせて頂くことがございます。
・お支払い後、1週間前後で順次の発送を予定しております。
・数量に限りがございますので、在庫がなくなり次第終了とさせていただきます。
・ご注文後のキャンセル、返品、返金はいたしかねます。
・譲渡、転売目的でのご購入は固くお断りいたします。
・本商品は今後1年を通じて不定期に登場予定です。お品切れの際は再入荷をお待ちいただきますようお願いいたします。
・写真の色合いは、お使いの端末や観覧環境によって実物と若干異なって見える場合がございます。予めご了承くださいませ。

お支払いを以て上記注意事項をご了承頂いたものと見なします。
ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

TOSHIKI - The Toshiki Shop 2024.2.17 Sat - 3.3 Sun

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この度VOILLDは、陶芸家・デザイナーの八木沢俊樹が率いるクリエイティブスタジオ、Toshikiによる展覧会「The Toshiki Shop」を開催します。本展はVOILLDでは初となる展示となります。

Toshikiは、2010年頃より活動をスタートし、陶器、3Dプリント、木材、コンクリートなどの様々なメディウムを掛け合わせ、独自の技法を用いて先鋭的なプロダクトの開発やオリジナルの作品を制作しています。Toshikiによるモダニズムの解釈が投影された作品やプロダクトは、これまでも国内外の様々なデザイナー、アーティスト、企業と取り組みを行ってきており、国境を超えて高く評価され続けています。本展は、従来のギャラリーの形態ではなく、ショップという概念を取り入れることで、作品とプロダクトとの境界線を曖昧にし、物質的な消費を超えた深い思索を促し、作品と観客の間の新たな関係性を創出します。

会場では、3Dプリンティング技術と伝統的な陶芸技術を融合した「Terra Meta Ceramic」シリーズをはじめ、チェーンソーのみを使用したドライブ感溢れる彫刻作品「Phantom」シリーズ、そしてベルリンのデジタルアートスタジオ、Zeitguised(ツァイトガイスト)との協業による作品「Metamodulated」からなる、およそ20点に及ぶ新作の立体作品を展示致します。これらの作品は、バーチャル・ヴァンダリズムやデジタルツインの概念に影響を受けており、バーチャルとフィジカル、抽象と具象、生成と製造、エレガンスと低俗の間を反復横跳びして生まれたものです。ジャンルを超え、類を見ない作品世界を広げ続けるToshikiの実験的な試みを体感することのできる本展を、是非ご高覧頂ければ幸いです。皆様のご来場を、心よりお待ち申し上げております。

Toshiki|トシキ
陶芸家・デザイナーである八木沢俊樹が率いるクリエイティブスタジオ。物質的な形態とデジタル表現の交差点において、視覚的かつ概念的な探求を行なっており、陶器、3Dプリント、木材、コンクリートなどのメディウムを使った作品群は、観る者に深い思索を促します。M/M(Paris)、JW Anderson、Dis、New Tendency、Spike Art Magazine、Bang & Olufsenなど、多岐にわたるデザイナーやアーティスト、企業とのコラボレーションを通じて、彼はデザインの枠組みを拡張し横断し続けており、稀有で謎を秘めた存在感を放っています。
toshiki.studio
IG: @toshikistudio

Zeitguised|ツァイトガイスト
ベルリンに拠点を置くデジタルアートスタジオ。AppleやPradaをはじめとした企業やブランドのキャンペーン、大規模なインスタレーションを世界各国で多数手掛けてきました。彼らはデジタルアートとモーションデザインの新しいジャンルを開拓してきており、バーチャルテキスタイルの先駆的な作品「geist.xyz」は、ロンドンのVictorial&Albert博物館の永久デジタルコレクションにも収蔵されています。Toshikiとは2017年に「Bagashi」で協業を果たし、今回が2度目のプロジェクトとなります。
www.Zeitguised.com
IG: @zeitguised

TOSHIKI - The Toshiki Shop
2024年2月17日(土)~3月3日(日)
開廊時間:12:00 - 18:00
休廊日:月曜、火曜


17th Sat Feb. 2024 - 3rd Sun Mar.
Open: 12-6pm
Closed: Mon&Tue

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加賀美健の きょ展 - Ken Kagami’s collection “Kyo”- 2024.1.27 Sat - 2.4 Sun

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この度VOILLDは、「加賀美健の きょ展」を開催致します。本展は2023年に開催された「ぎ展」に続く、VOILLDでは9度目のコレクション展となります。

ドローイング、スカルプチャー、パフォーマンスなど幅広い表現で人々に刺激を与え続けている現代美術アーティスト加賀美健。国内外で活躍する傍、自身がオーナーを務める「STRANGE STORE(ストレンジストア)」でもオリジナルのアイテムや雑貨、若手作家によるZINEやグッズなどを展開しており、「面白いもの」を収集するという事に日々余念がありません。彼の類を見ないユーモアや審美眼は、常に多くの人々を惹きつけています。

加賀美健が様々なコレクションを増やしていく中で、ある時、ある事がきっかけになって取り憑かれたように収集しはじめた、ある物。気づけばその「ある物」は膨大な量となって、スタジオの一角で息をひそめていました。本展では、滅多にお目にかかることのできない、誰も気にも止めないかもしれない「ある物」達を、こっそりとお披露目いたします。加賀美健を夢中にさせた「ある物」とは一体なんなのか?「きょ」とは何を意味しているのか?会場にてすべての謎が解かれます。

会場ではVOILLDとのコラボレーションによる新作アイテムも展開いたします。是非ご高覧頂ければ幸いです。皆様のご来場を、心よりお待ち申し上げております。

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KEN KAGAMI|加賀美健
現代美術作家。1974年、東京都生まれ。
社会現象や時事問題、カルチャーなどをジョーク的発想に変換し、彫刻、絵画、ドローイング、映像、パフォーマンスなど、メディアを横断して発表している。
2010年に代官山にオリジナル商品などを扱う自身のお店(それ自体が作品)ストレンジストアをオープン。
HP / IG

加賀美健の きょ展
Ken Kagami’s collection “Kyo”
2024.1.27 Sat - 2.4 Sun
OPEN 12:00-18:00
Closed Mon & Tue

TOKYO ART BAZAAR vol.6 2024.1.12 Fri - 1.14 Sun at LAFORET MUSEUM HARAJUKU

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この度VOILLDは、1月12日(金)から1月14日(日)の3日間、さまざまなフィールドで活躍するアーティスト、クリエイターが集結するアートの祭典、TOKYO ART BAZAAR vol.6(東京アートバザール)をラフォーレミュージアム原宿にて開催いたします。
第6回目の開催となる今回は、前回に引き続き原宿の中心に位置するラフォーレミュージアムを会場とし、東京を中心に活躍する約50組に及ぶ多彩なアーティスト、クリエイター、ショップ、ギャラリーらに焦点を当て、一同が集結し出展いたします。
各出展者によるブースでは、新作のオリジナルアイテムやZINEの販売をはじめ、レアなアートグッズやアイテム、即興での作品販売など、個性豊かなコンテンツが展開されます。普段ではお目にかかれないようなスペシャルなものに出会える、またとない機会になっております。是非お越しくださいませ。皆様のご来場を、心よりお待ち申し上げております。

<出展者> ※五十音順
一乗ひかる
伊波英里 + teji
オカモト メグミ
沖 真秀
海道 建太
加賀美健
片岡メリヤス
KMNR™
conix
小林千秋
CON_
SAUVENIR
榊原ミドリコ
阪本あかり
sakumotto
塩内浩二 (Cattleyatokyo)
Xiaolong print & Bar
SHUFFLE
シンボパン
SPROUT COFFEE STAND
チーム未完成
TEN10
ドキドキクラブ
DOG GOODS CAFE SHEi
TOFT with NEONTOYS
とんぼせんせい
中山信一
長谷川 有里
PASO JAPAN
BACKDOOR / SUPPLY
林香苗武
PARANOID
フェイフェイの辛口手相占い
ベイブひかり
VOILLD
Millnote
MASANAO HIRAYAMA
松井 琢朗
松田瑞季
MUDDY WATERZ (FACE / SHINKNOWNSUKE / CHI)
マルヒロ
森下敦夫
安田昂弘 (CEKAI)
山崎由紀子
Yui Horiuchi
六本木百合香
WHAM
…and more

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VOILLD presents
TOKYO ART BAZAAR v
ol.6

会期:
2024年1月12日(金)–14日(日)

開催時間:
1月12日(金) 17:00–20:00
1月13日(土) 12:00–19:00
1月14日(日) 12:00–19:00

会場:
LAFORET MUSEUM HARAJUKU
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-11-6 ラフォーレ原宿6階

[GOOGLE MAP]

アクセス:
JR山手線「原宿駅」表参道口より徒歩5分
東京メトロ千代田線・副都心線「明治神宮前駅」5番出口より徒歩1分

入場料:無料
URL:https://www.voilld.com/tab06
イベントに関するお問い合わせ:contact@voilld.com

<ご来場にあたってのご注意>
・お会計方法はブースにより異なります。各ブースにてご確認ください。
・袋のご用意がないブースがございます。エコバックの持参などのご協力をお願いいたします。
・ラフォーレミュージアムでのイベント時間は、ラフォーレ原宿の営業時間と異なります。お時間に合わせて会場までお越しください。
・開場時よりフリー入場でのご案内を予定しておりますが、混雑状況により入場の際やブースごとに整列等をお願いする場合がございます。会場スタッフの指示に従ってください。
・企画は、やむを得ず変更・中止となる場合がございます。予めご了承ください。
ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。


主催・企画:VOILLD
協力:ラフォーレ原宿
協賛:TEN10 太極株式会社 / Xiaolong print STORES 株式会社

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TAKAHIRO YASUDA 9th Solo Exhibition ‘9’ 2023.12.2 Sat - 12.24 Sun

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この度VOILLDは、安田昂弘の新作個展「9」を開催致します。本展は2022年に開催された個展「Braing Braing」 に続く9度目の新作個展となります。

アートディレクター、グラフィックデザイナー、ムービーディレクターなど、多彩な顔を持ち幅広い分野で作品制作を行う安田昂弘。そのエッジーな表現は様々な分野から支持を得ており、広告やプロダクトのアートディレクション、デザインをはじめ、企業やブランドへの作品提供や、国内外でも作品の展示を行うなど精力的に発表をし続け、多岐に渡り活躍の場を広げています。

安田の作品は、シンプルに削ぎ落とされていながらも遊び心のあるデザインや、緻密に組み重なった線や面、独自の配色やモチーフなど、彼の思考とコンピューターグラフィック(CG)としての視覚的な刺激や表現を最大限に利用し構図化したものを、グラフィックデザインと切り離すことのできない出力という手法を用いて制作されます。まるでキャンバスに絵の具を重ねていくような作業を、データのレイヤーで構成されるCGという枠の中で物質的にいかに解釈し、作品として具体化していくかという事に挑戦し、CGとしての存在意義、絵画とのギャップについての思索を続け、絶えず作品制作を行う安田は、グラフィックデザイナーとして他に類を見ない随一の存在と言えます。

本展では、自身の内面を見つめ、年々変化し続けていく生活や心身の感覚や意識を視覚化しグラフィックに落とし込み、新たな視点で平面作品として具体化した作品が制作されました。安田は、日々目まぐるしく流れ、通り過ぎては消えてゆくさまざまな物事をこなしていく中で、自分という存在意義や、生活においてのスピード感、時間の使い方など、いかにゆっくりと自分らしく生きてゆけるかを改めて見つめ直したと言います。その出来事をきっかけに、コンピューターグラフィックの表現にも今一度向き合い、不可欠とされている印刷というメディウムや、色彩、形状という考え方に改めて疑問を抱き、様々な技法を試みながら自身の新たな表現の模索を重ね、安田の作品のスタイルとしても確立されてきているアクリルをベースに、透明なテクスチャーのみでグラフィックを表現することを試みました。縦横無尽に画面を走り、折り重なるデータにより組み上げられたグラフィックのモチーフは、図形や波形、数字、肖像を想起させるものや、モザイク画のようなパターンなど、具象的なイメージと抽象的な形態とを行き来しているかのようにも見えます。光と形の層がテクスチャーとなって、複雑に重なり合う。それらはベースとなるアクリルと呼応し一つの画面となり、内部と外部、自己と他者、デジタルと現実といったあらゆる境界が曖昧になっているかのようにも見え、混然一体となった世界を表しているとも感じることができます。 グラフィックの在り方の概念を破り、新しいテクスチャーの開発に挑戦し続ける姿勢、造形に対する鋭敏な感覚を持つ安田の、一貫した唯一無二の作品世界が展開される本展を、是非その目でご堪能ください。

会場では、新作となるグラフィックをベースにした平面作品、約20点を展示予定です。是非ご高覧頂ければ幸いです。

急(きゅう)な話にはなるけれど、
もっとしっかりとしなければ。定着をさせなければ。と思い続けて生きてきた。

「定着」というのは大きく言えば、「こう思われたい」「こう捉えてほしい」という思いのことであると解釈している。自分たちのような仕事では深く探究(きゅう)する必要のあるとても大事な考え方だ。しかし、常に求められる「定着」という条件に杞憂(きゆう)し、ただ生きることにさえも、謎の使命で窮(きゅう)迫されてている。なんかずっと精神的に忙しいし。
昨年に九(きゅう)死に一生を得たものの、大きく変化してしまった自分という支持体に対して、またこれまでのように思いや考え方が窮(きゅう)屈になってきている。

生きることに定着は必須なのか。完璧には復旧(きゅう)することのないこの身体から、もっと意図的に心をどんどん離していく必要があるんじゃないか。
急(きゅう)雨が乾いた車のガラスの汚れのように、その場から自身の体積が消え去り、存在の痕跡のみを残すような生き方でも良いのでは。

急(きゅう)症をきっかけにわかりやすく日々ゆっくりダラダラする事を覚え、昔に比べたら少しは心の余裕が生まれた。気がしている。急(きゅう)に15キロも太ったし。げー。
偶然手に入れたこの、休(きゅう)養の感覚も、日を追うごとに忙しくなっていくこの生活も、古くから憧れていた「そういった者たちの暮らし」とはすこし違う気もするが、自分の生活は自然と適応している。
久しぶりに会った母には、昔の方が痩せててシュッとしてて良かったわあ。と。普通に言われた。

なんにせよ急いでも意味はない。
信号が点滅しはじめてから横断歩道を急(きゅう)に渡ろうとする人。駆け込み乗車はおやめ下さいとあれだけ言われているのに駆け込む人。むかし松ちゃんが放送室でそういう躁急(きゅう)している人のことをまとめて、「そない誰もお前らのこと待ってへん」と言及(きゅう)していた。

全くその通り。自分も後ろ向きな意味ではなく、急がなくてもそんなに俺の事を誰も待っていないと思った。この世の全ては緩急(きゅう)が大事。これがバランスというものなのか。目指せ「半透明」人間みたいな感じ。ちょっと違うか。

まあなんだかどんどん忙しくなっていく気がしているのは究(きゅう)極一旦置いておいて。
のんびりやろう。今年の個展で九(きゅう)回目だ。

何か大きいことがあったタイミングではなく、
人生や考え方ってのは意外とこういう時に変わるのかもしれない。九(きゅう)に。

ー安田昂弘

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安田昂弘|TAKAHIRO YASUDA
グラフィックデザイナー / アートディレクター。
1985年生まれ。 獅子座。 名古屋市出身。「CEKAI」所属。 アートディレクション、 グラフィックデザインだけでなく、プロダクトデザイン、 映像、 空間ディレクションなど幅広い分野でクリエイションをしている。 国内外でのグラフィック作品の展示も積極的に行い、 2019年には初となる作品集「GASBOOK36 Takahiro Yasuda」を発刊。 人間のフィジカル的な視点とグラフィックのあり方を考察し多角的な活動を展開している。 身長は190cm。

HP / IG

>> 安田昂弘 Biography

2022年 個展「Braing Braing」at VOILLD
2021年 個展「Drive My Car.」at VOILLD
2020年 個展「Do the Light」at VOILLD
2019年 個展「FIVE / Fat isn’t very easy」at VOILLD
    個展「EMERGING」at ISETAN SHINJUKU “ART UP”
2018年 グループ展「WILD」at CALM & PUNK GALLERY
    個展「Concrete」at VOILLD
2017年 個展「EMERGE」at VOILLD
    ソウル国際タイポグラフィビエンナーレ「Typojanchi」招待作家
2016年 個展「The end of watch」at VOILLD
    グループ展「謎のグラフィック展」at CALM & PUNK GALLERY
    グループ展「ピクセルアウト」at pixiv Zingaro
2015年 個展「shere_me」 at VOILLD

TAKAHIRO YASUDA 9th solo exhibition ‘9’
2023年12月2日(土)~12月24日(日)
Reception: 2023年12月1日(金) 18:00-21:00
開廊時間:12:00-18:00
休廊日:月曜、火曜

2th Sat - 24th Sun Dec 2023
Open: 12-6pm
Closed: Mon, Tue

片岡メリヤス「eyes」 MERIYASU KATAOKA ‘eyes’ 2023.10.21 Sat - 11.19 Sun

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この度VOILLDでは、片岡メリヤスによる新作個展「eyes」を開催いたします。本展は2021年に開催された個展「A≠B≠C」に続く、VOILLDでは2年ぶり、5度目の新作展となります。

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KMNR™ exhibition「紙標」カミナリ “SIRUSI” 2023.9.16 Sat - 10.8 Sun

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この度VOILLDは、谷口弦、桜井祐、金田遼平によるアーティスト・コレクティブ、KMNR™(カミナリ)の新作個展「紙標(しるし)」を開催致します。本展は2022年に開催された個展「PAUSE」 に続く、VOILLDでは二度目の新作展となります。

谷口弦は1990年佐賀県に生まれ、江戸時代より300年以上続く和紙工房、名尾手すき和紙の七代目として家業を継ぎ伝統を守りながら、様々な技法や素材を手漉き和紙の技術と掛け合わせ、和紙を用いたプロダクトの開発や先鋭的な作品を制作しています。桜井祐は1983年兵庫県に生まれ、現在は福岡を拠点に自身が設立したクリエイティブ・フォース TISSUE Inc.にて編集者としてアートブックの出版や幅広いメディアの企画・編集・ディレクションを行い、並行して九州産業大学芸術学部ソーシャルデザイン学科の准教授を務めています。金田遼平は1986年神奈川県に生まれ、独学でデザインを学び渡英。グルーヴィジョンズへの所属を経てデザインスタジオYESを設立し、東京を拠点にグラッフィクデザイナー・アートディレクターとして活動をしており、三者三様に国内各地で多彩なプロジェクトを手掛けています。カミナリは2020年にこの3名から結成され、国内外での展覧会の開催やグループ展への出展、企業への作品提供など、精力的に作品の発表を行っています。

カミナリは伝統的な手すき和紙の技術を用いて再生された紙「還魂紙」を使って、様々な時代の「物」に宿る魂やストーリーを紙にすき込み、先人達が積み重ねてきた和紙という歴史を現代の観点で解体し、新たな価値を吹き込み再構築した平面、立体作品を制作しています。江戸時代以前、反故紙を用いて漉き直された再生紙は、原料の古紙に宿っていた魂や情報が内包されていると考えられていたことから還魂紙と呼ばれていました。カミナリは、その還魂紙を活動のコンセプトであると同時に軸となるマテリアルとして用いることで、過去と現在、変化し続ける未来、そして異なる文脈の物事を繋ぎ合わせるという役目を持たせています。素材の持つ歴史と特性を熟知し、様々な要素を重ね作品に投影することで、和紙の歴史を通観するものとしても捉えることができるのです。

「紙標(しるし)」と題された本展では、近年制作している関守石をモチーフとした立体作品「PAUSE」のシリーズに続き、石をモチーフとしたオブジェクトをさまざまに組み合わせ紐で結び上げた立体作品を発表いたします。和紙とは人間が人間のために作った「記録」や「記憶」を残すための媒体でありながら、近年のデジタルやインターネットの普及によりその在り方は形を変えてきており、紙を使うこと自体がまるで儀式のような特別な意味を持つようになってきているとカミナリは言います。そして石とは、物質が長い年月をかけ積み重なりできた「時間」や「歴史」の象徴と言えます。その二つを組み合わせることで、生きてきた証や過去の思い出といった、形にしがたいものたちを可視化し、そこに置くことで気付き、立ち返れるものとして一連の作品が制作されました。印象的な結び目は、日本古来の結びなどから着想を得て、しめ縄や結界、魔除けのような想いを込めながらひとつひとつ結び上げられています。物理的な法則と独自の感性、立体としての美しさと均衡が巧妙に作用しながら制作された作品は、それぞれが独立しながらも、有機的に結びついているのです。伝統と芸術、過去と現在、そして未来へと往来しながら、道具を使わず手作業のみで結び上げられた作品群は現代の民芸的作品とも言えるのではないでしょうか。

作品と行動を介して、歴史とはなにか、人の記憶とはなんなのかという根本的な疑問を投げかけながら、新鮮な角度から思考と実践を重ね練り上げた、およそ20点に及ぶ作品群を展示いたします。カミナリの新たな展開となる本展を是非ご高覧頂ければ幸いです。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

忘れていた。
初めて触れたと思っていた感情や感覚の多くは、実はすでに経験したことだっ
た。

にもかかわらず僕らは、ときにその事実をも忘却のあちら側へと線引きしてしまう。
だからこそ人は石木を刻み、土に楔打ち、紙に記録してき
た。

形のないものに形を与える行為はつくる者の体内に原始の感覚を、経験していないはずの記憶を呼び起こす。
その瞬間、僕らは確かに“思い出している”の
だ。

ーKMNR™

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KMNR™ |カミナリ
2020年、佐賀県名尾地区において300年以上の歴史を持つ名尾手すき和紙の7代目・谷口弦、編集者の桜井祐、アートディレクターの金田遼平によって結成されたコレクティブ。伝統的な手すき和紙の技術を用いることで、新たな文脈を持ったメディウムとしての「還魂紙」を生み出し、作品制作を行う。
IG: @kmnrtm

ー谷口弦
名尾手すき和紙7代目。1990年佐賀県生まれ。関西大学心理学科卒業後、アパレル会社勤務を経て、江戸時代より300年以上続く和紙工房の名尾手すき和紙に参画。家業として伝統的な和紙制作を行うかたわら、2020年ごろよりKMNR™主宰として作品制作を開始。
HP: naowashi.com

ー桜井祐
編集者。1983年兵庫県生まれ。大阪外国語大学大学院博士前期課程修了後、出版社勤務などを経て、2017年クリエイティブディレクションを中心に行うTISSUE Inc./出版レーベルTISSUE PAPERSを設立。紙・WEB・空間など、幅広い領域において企画・編集・ディレクションを行う。九州産業大学芸術学部ソーシャルデザイン学科准教授。
HP: tissuepapers.stores.jp

ー金田遼平
グラフィックデザイナー/アートディレクター。1986年神奈川県小田原市生まれ乙女座。法政大学在学時に独学でデザイン制作を始め、卒業後に渡英。帰国後、2013年よりグルーヴィジョンズ所属。2018年よりフリーランス、2019年デザインスタジオYES設立。
HP: kanedaryohei.com

Exhibitions:

2023
アートフェア「EASTEAST_TOKYO 2023」at 科学技術館

2022
グループ展「LIGHT」at VOILLD
グループ展「8」at VOILLD
個展「PAUSE」at VOILLD

2021
出展「祈りのインターフェイス展」at BONUS TRACK GALLERY
個展「TIMESCAPE」at Muracekai
個展「秘事」at ニューGEN GEN AN幻 / OUCHI
出展「Kyushu New ART 2021」at 博多阪急8F催事場
作品提供「紙糸靴下|Paper Fiber Socks」for Goldwin

2020
長崎アートプロジェクト「じかんのちそう」招聘作家

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KMNR™「紙標
会期:2023年9月16日(土)~10月8日(日)
オープニングレセプション: 9月15日(金)18:00 – 21:00
開廊時間:12:00 - 18:00
休廊日:月曜、火曜


16th Sat Sep. 2023 - 8th Sun Oct.
Open: 12-6pm
Closed: Mon&Tue

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Hayato Sakaguchi 坂口隼人 2023.8.19 Sat - 9.3 Sun

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Chiaki Kobayashi “Catch” 小林千秋 「キャッチ」2023.7.22 Sat - 8.6 Sun

voilld chiaki kobayashi

この度VOILLDは、小林千秋の新作個展「Catch(キャッチ)」を開催致します。本展は2022年に開催された個展「Throw」に続く、VOILLDでは三度目の新作個展となります。

1996年に福島県に生まれ、武蔵野美術大学を卒業。グラフィックデザイナー、イラストレーターとして活動を行いながら、アーティストとしても作品の制作を行い、多彩な表現を用いて活躍の場を広げている小林千秋。Web メディアや雑誌、CDジャケット、パッケージや プロダクト、装丁等への作品提供をはじめ、作品集の発売やオリジナルアイテムの制作など、精力的に作品を発表し続けています。

小林千秋は、何気ない日常の景色やワンシーン、日用品や食べ物などの身近なものをモチーフとし、コンピューターグラフィックを連想させるようにシンプルで美しく、単一なラインによって簡略化された、独自の表現でドローイング作品を制作しています。最小限の要素で描かれたグラフィカルなモチーフ達は、彼女がスポットを当てる事で息が吹き込まれ、日々の中のささやかな胸打つ瞬間を思い起こさせくれるようでもあるのです。

「Catch (キャッチ = 受け取る)」と題された本展では、少しづつ開放的になり、行動範囲と共に意識や視野が広がってゆき、日々溢れるほど 様々な情報やものと出会う世界の中で、自分自身は何を受け取り、大切にしていくかという感覚にフォーカスを当て作品が制作されました。今回描かれているモチーフからも、湖畔や山、風に揺れる木、窓際の花器、食卓のサラダとワイン、買い物かごのりんごとジュース、旅先 の街並みやカフェ、地球を周る飛行機などといった、また少し視点の広がった彼女の日常を伺うことができます。それらはそっと静かに、それぞれの作品に存在していますが、モチーフや風景の特徴をクリアに捉え、選び抜かれた線で描かれることで、彼女の見た情景の香りや 空気感が感じられるほど強い生命力と凛とした存在感を表しています。穏やかで平穏な日常の豊かさや、その中で起こるささやかな喜びや発見の輝かしさが、彼女の率直で鋭敏な感性によって切り取られることでいっそう生き生きとし、そのかけがえなさを私たちに印象強く語りかけているのです。

会場では、新作のドローイング作品、20点を発表いたします。この1年半を経て、更なる魅力を備えた最新作を是非ご堪能いただ ければ幸いです。皆様のご来場を、心よりお待ち申し上げております。

- - -

遠い場所
近い場所 .

立ち止まってあたりを眺める .
景色は目の前から
その外側の世界へゆっくりと開いてゆく .

そこからかたちのない何かを受け取って
なにもしないで
そのままにしておく .

しばらくして絵にすると、
かたちのない何かは
少し輪郭を帯びて自分の一部になっている .

ー小林千秋

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VOILLD chiaki kobayashi 小林千秋
小林千秋|Chiaki Kobayashi
イラストレーター・グラフィックデザイナー。
福島県生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒。
シンプルな線と構図を用いたイラストレーション作品を中心に、雑誌、書籍、パッケージ、プロダクトへの作品・デザイン提供など、 国内外の幅広い分野で活動を行う。
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・EXHIBITIONS (Selected)
2022
個展:「Throw」@VOILLD (東京)
グループ展:「“8” VOILLD 8th Anniversary Exhibition」@VOILLD (東京)
グループ展:「LIGHT」@VOILLD (東京)
イベント:「Featured Projects 2023」@THE CAMPUS (東京)
イベント:「WASHIDA 12th Anniversary × Chiaki Kobayashi」@WASHIDA (台湾)
2020
個展:「Tuning」@VOILLD (東京)
個展:「四角を走る run the square」@アメリカ橋ギャラリー (東京)
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Chiaki Kobayashi “Catch”
小林千秋 「キャッチ」

会期:2023年7月22日(土)~8月6日(日)
オープニングレセプション: 7月21日(金)18:00 – 20:00
開廊時間:12:00 - 18:00
休廊日:月曜、火曜


22th Sat July. 2023 - 6th Sun Aug.
Open: 12-6pm
Closed: Mon&Tue

VOILLD chiaki kobayashi
VOILLD chiaki Kobayashi

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