住まいの雑学
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岡島梓 /企画・エフェクト
2014年9月5日 (金)

いつもお世話になっているマンション管理員さんのお仕事に迫る!

いつもお世話になっているマンション管理員さんのお仕事に迫る!(写真: iStock / thinkstock)
写真: iStock / thinkstock

分譲マンションは管理が命! 多くの分譲マンションには、管理員やコンシェルジュが置かれ、マンション内のさまざまな業務を行っている。しかし、普段お世話になっていることは分かっていても、管理員さんの業務についてあまり知らない。

そこで今回は、マンション管理事業を手掛ける株式会社大京アステージの協力をいただき、都内マンションの管理員の方にお話を伺った。まずは、一日の業務の一例を教えていただいた。

「朝はゴミ出しから始まります。ゴミ収集の時間によっては、始業時間より早く出勤することもありますね。午前中には、マンション内の巡回業務を行うほか、清掃業務があります。特にエントランス、エレベーター前など、多くの人が通る部分を重点的に掃除します。午後は管理事務室に詰めて事務作業をしながら、午前に引き続き2度目の巡回をします」

アプローチに植栽された樹々も、季節を過ぎれば花や葉が大量に落ちてその場を汚してしまう。その清掃をこまめに行うことで、アプローチや共用部分が美しく保たれているのだ。次に、日々の業務でのトラブルを聞いてみた。

「トラブルと言っても、騒音やペットの飼い方などの話で、まだ大きな問題は起きていませんね。でも、一階のお宅の庭に、大きなスズメバチの巣ができていたのには驚きました。その日のうちに区役所に連絡して撤去してもらいましたが、それまでは誰も気付かなかったんです」

大京アステージには、全国に約5000人ものマンション管理員がいるそうで、発生したトラブルや留意しなければならない事例については、一斉メールで情報共有を図り、再発防止に努めているそうだ。また、管理エリアごとに定期的(概ね年6回)に研修を開き、対応方法を学んでいるそうだ。

そういえば今年の2月には、前例のないほどの大雪が降った。そんなときでも管理員が率先して、アプローチや玄関付近の雪かきを行ったそうだ。住人が快適に、普段どおり暮らせるようにというこの心配り。機会を見つけて、管理員さんと挨拶を交わしたり、声を掛け合ったりすれば、マンション生活もより楽しくなるかもしれない。

●取材協力
株式会社大京アステージ
HP:http://www.daikyo-astage.co.jp/
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