メルマガ『中川淳一郎のネットとビールの愉快な話 by NEWSポストセブン』ではネット編集者の中川淳一郎氏が、その週にネットで話題になったニュースのツボを解説している。1月25日配信のVol.4でも、
「『彼がいなくなりました』相談へのアクセス激増中」
「桜宮高校の生徒があまりにもネット上で元気すぎます」
など、その週にネット上で起きた様々な事件を紹介しているこのコーナー。なかでも今週「もっともネット的」とでもいうべきネタが「まさかの急展開 山本一郎さんとイケダハヤトさんがイベントをすることに!」というネタだ。
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様々な優良ブログをまとめて転載するサイト・BLOGOSの「BLOGOS AWARD 2012」で大賞を獲得したイケダハヤトさんと、「PV賞」を獲得した山本一郎さんが、トークイベントをやることになりました。
きっかけは、山本さんが「イケダハヤト師型炎上をどう表現するべきか?」というブログのエントリーを書き、イケダさんのことを厳しめに論評したことにあります。
これに対し、イケダさんはブログで「『人を笑い者にする』天才、やまもといちろう氏」で応戦。さらには山本さんがソッコー「イケダハヤト師は笑い者になる才能がある」で返礼をし、さらにはイケダさんが「隊長が人を笑い者にする、その理由が知りたいのです」で応え、これに対し、山本さんが「理由を教えるために、イケダハヤト師とイベントをやろう(提案)」とイベント開催を呼びかけたのです。
この呼びかけにイケダさんは条件を出しました。「発生したイベント収益を、ぼくが指定する団体へ全額寄付とする方向で企画させていただけないでしょうか」と書き、山本さんもその団体名を明示することを要求し、自身はギャラはいらない、と宣言。
会場は、東浩紀さんが運営する「ゲンロンカフェ」になりそうな予感です。東さんもツイッターで会場提供に同意するツイートをしています。ただし、「会場の収益は寄付しないよ」といったところをキチンと宣言しております。今回の注目は、どれだけ挑発されても普段は応じないイケダさんがついに動いた、というところにあります。
普段は穏やかで争いを好まぬイケダさんが果たして当日どんな主張をされるのか? 百戦錬磨の山本さんが相手なだけに、これは2013年初頭のネット発の重大事件簿となることでしょう。私も仕事がある水曜日か金曜日でなければ、会場に行ってみたいと思っております。