――小屋女子計画はそもそもどのようにつくられたのでしょうか?
住まいに関する新聞や雑誌を発行する新建新聞社とともに、2012年の秋に立ち上げました。小屋女子計画のメンバーは小屋好きという共通点がありますが、木工作家だけではなく、布作家、グリーン作家、革作家と多種多様のジャンルで活躍している女性8人です。ここでの“小屋”は、それぞれの作家さんが作品を飾り、世界観を表すための場所のこと。室内に置いて、自分の小さな空間をつくるためのものです(新建新聞社)
――では、初心者でも簡単につくれる、インテリア小物を教えてください
既存の木箱に合う大きさにふた用の板を切り、蝶番をつけてペイントするだけ。ふた用の板はホームセンターなどで購入できます。購入店のカットサービスを利用してもいいですし、バルサなどの工作用板を使えば、カッターなどで切ることもできます。今回は、多肉植物を植えてアレンジをつくりました。箱からつくるつくり方は、『小屋女子計画 DIYで暮らすインテリアの本』に掲載されています。直接土を入れても大丈夫ですよ(野の花アクセサリー・green作家 hanaさん)
――グリーンを飾るのに、植木鉢でなく木箱を使うというのはおしゃれですね。他におすすめのDIY小物はありますか?
市販のすのこに、レザーを細く切ったレザーテープを留めたものです。レザーテープはホームセンターや、大型手芸用品店などで購入できます。レザーテープの代わりに使わなくなった革ベルトを切って使っても。ハサミを差して使っているレザーは、ビスで留めています。
クリップを通しているのは、“ギボシ”といって、留め外しできるタイプの革専用バックル。ピンクッションを置いている板は、ぴったりとすのこの板の間に挟める厚さのものを使ってください。壁の設置面に大きめのマスキングテープをつけ、すのこの裏に両面テープをつけて壁に貼れば跡が残りにくいですよ(革とフロシキ作家 福田三記さん)
多肉植物の宝箱も、すのこのレザーフックも、どちらも日常でさまざまな使い方ができそうだ。市販の木箱やすのこを使うことで、初心者でも手軽につくれるのが魅力。DIYで、自分だけのインテリアを手づくりする楽しさを味わってみては?