アメリカの高校に通ったら日本との違いに驚いた(通学・授業編)<みんツイ研>

”みんなのTweet研究会”では、同世代のTweet内容をデータ分析のエキスパート企業さんと一緒に分析し、頻出したキーワードを元に大学生ライターが記事にしていきます!

今回私が注目したTwitterキーワードは、『海外』と『学校』。

みなさんは海外の学校にどんなイメージを持っていますか?GleeやGossip Girlなどの海外ドラマで見たことのある光景を思い浮かべる人もいるかもしれません。

今日は、アメリカの高校に一年間留学経験のある筆者が、アメリカの高校の面白いところ、びっくりなところを日本の高校と比べながら紹介します!

車で通学してくる高校生!?

日本の学生からすると、朝は電車や自転車通学が普通ですよね。ところが、アメリカの高校では、生徒が当たり前に車通学をしています!学校の周りには、生徒用のパーキングが用意されていたりします。筆者が通っていた高校では、学校の駐車場を利用する生徒は年間の利用料を払い、路上のフリー駐車スペースを利用する生徒は毎朝場所の取り合いをしていました。

この違いの理由は、まずアメリカの多くの州で16歳、もしくはそれ以下の年齢から車を運転できるというところにあります。また、意外と知られていませんが、ニューヨークやシカゴなどの大都市を除くアメリカの多くの場所では通勤通学に使えるような電車はほとんど走っていません(貨物列車はあります 笑)。それなので、車が運転出来ないと非常に不便で、親に送ってもらうか、スクールバスを利用するしか選択肢がないのです。ちなみに、ホストファミリーの家の近くにスクールバスが通らなかった私は、ホストシスターが自分で運転していく車に乗せてもらっていました。

授業はすべて選択制。先生の部屋で受講?!

学校に着いてからもまだまだ違いがあります!

日本の高校では、朝は自分のホームルームで朝礼をしたり連絡を受けるのが一般的だと思います。対して、アメリカの高校では特に朝礼などが無いので、朝学校に着いたら1限目の授業の教室に向かいます。教室の先生がまだ到着していないと部屋に鍵がかかっていたりするので廊下で待たなくてはいけません。

また、ほとんどの授業を自分の教室で受けられるのが日本の高校のスタイルですが、アメリカでは、先生たちに教室が割り当てられているため、毎時間、自分の授業担当の先生の教室まで移動する必要があります。それにも関わらず、アメリカの高校は大体3分~5分くらいしかないので、移動をするだけでほとんど休み時間が終わってしまいます。

そのせいか、授業終わりのチャイムが鳴ると、生徒たちがすごい勢いで教室を出ていくので、鳴り終わるころには誰も教室にいない、なんてことが当たり前。私はいつも用意が遅くて波に乗り遅れ、教室に先生と二人、取り残されていました。

ちなみに授業は全て選択制で、自由に選ぶことができます。ただし、教科ごとに卒業に何単位ずつ必要かが決められているので、それを考慮しながら授業を選ばなければいけません。また、日本では一週間ごとに時間割が決められていることが多いですが、アメリカの高校では毎日同じ授業を受けます。学期ごとに同じ授業でも先生や時間が変わることはありますが、希望しない限り一年間毎日同じ授業を受けることになります。

自分で選択して、自分で動いて教室に行く。誰かと一緒に移動する暇もない。
こんな環境であれば嫌でもどんどん自主性が鍛えられる気がします。

大学生ライター

石黒 暁子

早稲田大学国際教養学部一年生。高校留学でアメリカに一年間滞在していました。歌って踊って昼寝している時が一番の幸せです。自分の目で世界を、たくさんのものを見つめて生きていきたい。