エッカホテル跡を再開発 「スシロー」など3社入居へ


この記事を書いた人 志良堂 仁

 エッカ石油(浦添市、上地啓太社長)が運営していた那覇市天久の「エッカホテル沖縄」跡地が再開発されることが30日分かった。同社は今後、賃貸物件を3棟建設し、ことし6~7月にかけて、ファミリーマートと日本食研、回転すしの「スシロー」がそれぞれに入居する。建設費は約1億5千万円という。

 「エッカホテル沖縄」は沖縄国際海洋博覧会が開催された1975年に開業、2010年に景気低迷による利用者の減少や、設備投資しても経営が困難だと判断したため閉館した。閉館後、約1年をかけてホテルの解体工事が行われた。同跡地が再開発されるのは5年ぶり。
 同跡地の敷地面積は約5893平方メートルで、うちファミリーマートが入居する建物の延べ床面積は約180平方メートルの1階建て、日本食研は466平方メートルの2階建て、「スシロー」は約416平方メートルの1階建て。 
 同社の比嘉行雄副社長は「早めに再開発ができて、よかった。エッカホテルが閉館した後、複数の再利用の話があったが、決定に至らなかった。ファミリーマートなどはしっかりした会社なので、この3社に賃貸することを決定した」と述べた。
(呉俐君)