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健康な生活をするには21時に就寝し6時起きで湯たんぽを使う

 交感神経優位に傾きがちな日常生活のなかで、副交感神経を活発にして自律神経のバランスをとる。それが万病を退けるための最良の方法なのである。では、どうしたら副交感神経を活発化させられるのか――実は、健康の秘密はここにあった。

 自律神経のバランスを保つために効果的な生活習慣とは何か。青山・まだらめクリニック院長で、『免疫力を高める「副交感神経」健康法』の著書がある内科医・班目健夫氏班目氏にいくつかのポイントを挙げてもらった。(以下「」内班目氏)

【早寝早起き】
 当たり前のことのようだが、これにも立派な医学的根拠がある。

「夜は副交感神経が優位になって眠り、内臓への血流をよくして機能を回復させる。そして朝は交感神経が優位になって目覚めるのが、睡眠リズムの基本。遅寝遅起きや睡眠不足が続いていると、副交感神経の働きが低下してしまう」

 副交感神経のスイッチが入る午後9時に寝て、朝は交感神経のスイッチが入る午前6時に起きるのが理想的だ。

【よく噛んで食べる】
「よく噛んで食べると唾液が出ますが、唾液が出れば出るほど副交感神経が刺激されるのです。何を食べるか、ということを気にする前に、ゆっくり噛むことを意識してほしいですね」

 と班目氏。よく噛んで食べることで副交感神経が優位になり、結果、胃腸の働きもよくなる。うまくできているものだ。

 最後に、班目氏が「最強のアイテム」としてすすめるのが、湯たんぽである。

「身体を温めることは副交感神経を優位にしますが、湯たんぽの熱量は非常に高く、身体を温めるには最も効果的。

 最初は80~100℃のお湯をいれておきます。そこからお湯の温度が少しずつ下がっていくことは、自律神経の睡眠リズムに合っています。また、お腹や太股、お尻、二の腕など、大きな筋肉を集中して温めるのにも最適です」

 ありとあらゆる身体の不調や病気と深く関係している自律神経。とくに副交感神経を優位にしてバランスを保つことは、そのままあなたの「寿命」を延ばすことにもつながる。

※週刊ポスト2012年6月29日号

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