合格した先輩に聞いた!前向きになれる過去問の使いかた<みんツイ研>

みんなのTweet研究会”では、同世代のTweet内容をデータ分析のエキスパート企業さんと一緒に分析し、頻出したキーワードを元に大学生ライターが記事にしていきます!

高校生のつぶやきの中には、「試験」「英語」「模試」といった、受験絡みのワードがたびたび登場します。受験勉強といったら、大学の過去問は多くの人が通る道。今回は、『過去問をどのように使っていたか』について、受験を乗り越えた大学生に調査してみました!

「はじめ、なか、おわり の三回に分けて使った派」

これは勉強の計画を三分割し、節目ごとに解くという使いかた。

受験生になったらまず1度、志望校の赤本を買ってまず読んで傾向を把握。2度目が、高3年生の夏休み。ここはかなりの時間をとって実際に解いてみる。ここでまだ解けない問題があっても焦らない。実際に6割くらいがとれていれば充分とかんがえてください。

そして最後の総仕上げ。秋~センター終わるまではずっと繰り返し解きました。行きたい大学を絞ったら一度解いてみて、大学ごとの問題傾向をしっかり把握。掴んだ傾向に合わせて勉強を始め、計画も半ば、キリの良い所に差し掛かったらもう一度取り組み確認をします。計画の真ん中で過去問に触れることで、気の緩みも防ぐ効果があったそうです!そして試験も近づき、本番前の最後に総仕上げとしてもうひと踏ん張り。今までの頑張りを確認し、試験に向けて最終チェックをする意味で、計画のおわりにも過去問にトライ。

実際にこの勉強法をしていた友人は、適度な緊張感を持って試験に挑めたと言っていました♪始めに過去問を解く日にちだけ設定し、それを目安に勉強計画を見直すのもいいかもしれませんね。

「徹底的に分析した派」

大学入試の過去問と言えば、赤本や青本が浮かんできます。過去問の使いかたについて調査した友人の中には、それらを徹底的に分析した!という強者がいました。具体的には、まず赤本や青本を隅から隅まで読み込むこと。

ついつい読み飛ばしてしまいがちな、冒頭部分の「傾向と対策」ページですが、その章はとっても大切な情報が書かれている場合があるそうです。大学ごとに出題される分野は異なるので、「傾向と対策」の章を読むことで過不足の出ないような勉強を行うことができます。

大問ごとに年別に抜き出して並べてみると、「この分野は二年ごとに出題されている」みたいな大きな発見があることも…!?ただ、分析に時間をかけすぎて問題を解く時間が削られてしまっては本末転倒なので、徹底分析は早い時期に行うことをおすすめします(^^;)

「前向きになるために利用した派」

この使いかた、私が調査した中では一番おもしろく、なるほど!と思いました。

皆さんは過去問を解いていて、「こんなの本番で出たら絶対に分からない」「あれもこれも解けなかった!ヤバい!」と焦ったり落ち込んだりしてはいませんか?そんなときこの友人は、「本番で出たら分からなかったけど、過去問に出たならもう出ないでしょ!過去問でラッキー♪」と思っていたそうです。

もちろん過去に出題されたからといって必ず二回目がないというわけではありませんし、解けなかった問題は答えなどを参考に勉強しなくてはいけません。ですが「もうダメだ~」と悲観的になってモチベーションを下げてしまうのなら、「過去問で分からない問題が出たなら、今年は得意な問題が出るかもしれない!」とポジティブに考えたほうが絶対に良いですよね。その友人も「間違えた問題はしっかり復習したが、気持ち的にはそういう意識で取り組んでいた」と言っていました。私はこの考え方、前向きですごく好きです。

まとめ

いかがでしたか?今回取り上げた使いかたは3つでしたが、他にも方法はたくさんあります。ぜひ自分の勉強スタイルにあった活用法を見つけて欲しいと思います!ちなみに、調査した中では「1~2年分解いて傾向を把握する。→時間配分を考えながら解いて、見直し。→苦手分野を参考書で補強」という解きかたをしていた人が一番多かったです。

大学入試の過去問の、オーソドックスな使い方なのかもしれません。参考になれば嬉しいです!

大学生ライター

Megumi Yamada

横浜国立大学教育人間科学部、心理学専攻の学生。新潟県の僻地で生まれ、神奈川の人の多さにはまだ慣れません。おいしい食べ物とおもしろい本が好き。