全国29の地域で導入! ご当地ナンバーまとめ
国土交通省が2006年にご当地ナンバー(正式名称:「新たな地域名表示ナンバープレート」)の導入を始めてから、10年近くが経とうとしている。
主に観光振興・地域振興を目的として、これまでさまざまな地域がご当地ナンバーを導入している。2014年の第2弾の導入を経て、現在、どのようなナンバーがあるのだろうか。まとめてみた。
そもそもご当地ナンバーとは?
ご当地ナンバーは、自動車が道路を走るために必要なナンバープレートのこと。元々、ナンバープレートに表示される地名は、自動車を登録した陸運事務所と一致させることが法律で定められていた。これを一部の地域で、交付事務所に関係なく地域名を表示できるようにしたのがご当地ナンバーだ。
地名を表示した自動車が他地域を走る時の知名度向上や、地域のブランド化を目的に、これまで29のご当地ナンバーが選定されている。気がついていないだけで、もしかしたらあなたのナンバーもご当地ナンバーかも?
今までに導入されたご当地ナンバー
まず、第1弾として導入が開始されたのが、仙台(宮城)・会津(福島)・つくば(土浦)・那須(栃木)・高崎(群馬)・川越(所沢)・成田(千葉)・柏(野田)・金沢(石川)・諏訪(松本)・富士山(山梨)・伊豆(沼津)・豊田(三河)・岡崎(三河)・一宮(小牧)・鈴鹿(三重)・堺(和泉)・倉敷(岡山)・下関(山口)だ。
続いて、2014年に第2弾として導入されたのが、盛岡(岩手)・平泉(岩手)・郡山(福島)・前橋(群馬)・川口(埼玉)・越谷(春日部)・杉並(練馬)・世田谷(東京)・春日井(尾張小牧)・奄美(奄美)である。
※カッコ内は払出事務所等
こうして見ると、道路でしばしば見かけることのあるナンバーのなかにも、ご当地ナンバーが紛れていることが分かる。
ご当地ナンバープレートを取得する場合の注意
ご当地ナンバーが登場したことによって、一部地域では以前とは異なるナンバープレートが交付されるようになった。たとえば、世田谷区は品川ナンバーから、世田谷ナンバーに。品川ナンバーは人気のあるナンバーであるため、世田谷区民からは、世田谷ナンバーの導入を反対する声も少なくなかったそうだ。
ナンバープレートにこだわりがあるなら、引越し前に、希望のナンバープレートを取得できるエリアかどうかを確認しておくのがよさそうだ。
(ヨネクラミチアキ+ノオト)