先日、取材でお世話になった「新宿 牛炙り焼き さらい」。
「本当においしい黒毛和牛を食べてもらいたい」という一心で、全国の名立たる和牛の産地を巡り、厳選した和牛を取り揃えているという話が印象的でした。しかも、この道40年の熟練した目利きが言うのですから、その説得力たるや……。
そんなお店が、自慢の黒毛和牛のお取り寄せを始めたというではありませんか!
ちょうど友人宅で集まる計画をしていたので、みんなで肉パーティーをする運びに相成りました。
「SARAI」のお取り寄せ
注文はネットから。
注文確定後、2営業日以内に(国内から)発送手続きをしてくれるそう。約束の日が決まっていたら、お肉を解凍する時間も考えて、ちょっと早めに手続きを完了させておくのが安心。
しゃぶしゃぶ、すき焼き用のほか、ステーキ、焼肉、ハンバーグ、ローストビーフ、カレーなどもラインナップ。なかでも、立派なステーキ肉や稀少部位も含む盛り合わせセットは贈り物にしたら喜ばれそう。写真を見ているだけで、
うっとりしちゃいます。
計1キロのモモ&肩ロースが届きました!
涼しい日が続くようになり始めた頃で、みんなでワイワイやるなら“鍋”でしょう!
ということに。しゃぶしゃぶ用の黒毛和牛モモ500g(5,370円)と、すき焼き用の黒毛和牛肩ロース500g(6,290円)をセレクトしてみました。冷凍で届くので、3~4時間室内において解凍(9月中旬の話です)。
箱から取り出すと、1枚ずつ丁寧に包まれたお肉が登場します。デパ地下にある専門店のようなアレですね、なんだかありがたく思えてきます。500g+500gの重量感って、こんなにも幸せだったのかと実感。細かく入ったサシも見惚れるような美しさです。
ROUND1:しゃぶしゃぶ
まずは、よりシンプルなしゃぶしゃぶから。
モモ肉って、1枚がとっても大きい! 幅? 長さ? 長辺? が、20cmはあったような。しゃぶしゃぶ用のお肉は薄めにスライスされているので、破ってしまわないように慎重に取り出して鍋の中へ。
火が通り過ぎないように見守り、いざ実食。
- おいしい!
- しっかり肉感が楽しめる
- 柔らかくて上品な赤身っぽい
- サシたっぷりなのに、しつこくない
などなど、みんな高評価です。ぽん酢と胡麻ダレ、薬味いろいろで食べ比べてみました。筆者のお気に入りは、ぽん酢+大根おろしの組み合わせ(おいしかったぁ)。
ROUND2:すき焼き
自宅ですき焼きをするときは“いたしません”が、せっかくのお肉だったので、お店でいただくときのように割り下を作ってみました。
ちなみに、すき焼き用のお肉は、しゃぶしゃぶ用の倍くらいの厚さでした! やはり、火が入り過ぎないように注意していると、一瞬たりとも目が離せません。お肉と割り下がジュ~っという音とともに甘い香りを漂わせると、この日一番の歓声が‼
たまりません。
- やっぱりこれも、おいしい!
- モモ肉と比べるとジューシー
- 肉感があって柔らかい
- 甘みが濃い
などなど、これまたみんな高評価。脇役の野菜や豆腐まで、いつもよりおいしく感じられるのは、黒毛和牛マジックか? お腹は満たされつつあるのに、箸が止まりません。
モモと肩ロースの部位による違いもはっきりと感じられて、なんだか贅沢な体験になりました。
決してお安いお取り寄せではないですが、満足度は期待以上!
お祝いとか記念日とか、贅沢をしたいとき、“一点豪華主義”的に上等なお肉を選ぶのは、間違いのない選択肢かも。
高級なシャンパンやワイン、とっておきのスイーツより……(個人の見解です)、ずっとずっと場を盛り上げてくれるんです!
たった一枚、お肉をしゃぶしゃぶするだけで、真剣になったり、歓声が上がったり、いつも以上の一体感なのです。
年末年始の宴会や家族の集まりに用意したら、ちょっとしたヒーローになれる気がします。
お取り寄せ情報
新宿の老舗 和牛専門店 SARAI(サライ)
書いた人:近藤由美
1980年生まれ。岐阜県出身。食べることが大好き、作るのはちょっと好きな編集兼ライター。農林水産省「食のオフィシェ」。レストラン紹介MOOKの制作に長く携わり、その間にストックしたレストラン情報はのべ3,000軒以上で、現在も増加中。