こんにちは、メシ通レポーターのsenaです。
幼き頃。おうどん屋さんに行くとき、何よりも楽しみにしてたのが一緒に付いてくる丼。なぜか私は親子丼が苦手で（今は大好き）、他人丼が食べたいのになかなか他人丼はないお店ばかりで、父と母に連れ回ってもらった思い出がある。
時は流れて、現在。
日本初！他人丼専門店が大阪の天満にオープンしたとうわさを耳にした！他人丼好きの私が行かない理由が、この世に存在するだろうか。
ということで、行ってきました！恐らく日本初出店であろう、他人丼専門店「あか乃」さん！
大阪 天五商店街にあるこのお店は、昨年9月にオープン。
カウンターも高級感漂う木材で、少しどきどきしてしまいました。
ですが、店長さんにこだわりをたくさん伺うことができ、少し共通点もあってリラックスして100％他人丼に向き合うことに成功。
店長さんありがとう！
他人丼専門店なので、こだわりは全てに行き届いております。
牛肉は産地にこだわらず、店長さんがその日に見て決めるのだとか！
だからか。こんなにぶあつい他人丼の肉見たことない。
さっそくいただきます。
……いつもうすっぺらくて何回も噛むのに、めっちゃやわらかいぃぃ！！
年配の方に、
「ちょっと肉ぶあつすぎちゃうか」
とまで言われてしまったこのお肉！！
こんな他人丼食べたことない！！
私、嬉しい！！
卵！大分県での飼育にこだわったもの！
米！香川県産ヒノヒカリ！
七味、山椒！東大阪市の石切神社で愛され続ける珍味堂 宇井のお母さんがあか乃の他人丼のために調合してくれたもの！
醤油！奈良県の老舗 江戸末期創業の松本商店の絶品イゲタ醤油！
そして銅鍋！大阪平野区にある創業明治32年以来親子四代にわたり手作りで継承されている鍋！
とここまでつらつらと書きましたが、本当にこだわってらっしゃるのがわかる。お話を聞かなくてもわかる。
が、聞きます。
とにかくスタッフの方の熱意がすごくあって、関西の牛肉を使った他人丼の専門店です。と決めてからもみんなの試行錯誤の中できたこの他人丼。その想いを店長さんがしっかりと引き受けて作っているというのが、食べなくても伝わってきます。
食べたら倍で伝わってきました！
丼ものを、最後まで飽きずにおいしく食べるということについて、すごく考えられたのだとか。
で産み出されたのが、ポン酢のかかった大根おろしと湯葉。
こちらを投入すると、あっさりさとクリーミーさがミックスされて、魔法がかかったように味が変わります。
そこでしゃりしゃりという食感に気づき、よおーく見てみるとレンコンが入ってる！
これ、レンコンですか？
「割り下のじゃまにならないように、アクセントにレンコンを」
こちらも、みなさんで試行錯誤されたのちに産み出されたものですね。
新鮮ですごく美味しい！
最後は肉吸いを躊躇せずに投入！お茶漬け感覚で。
いただきます。
これがほんまに美味しい！
他人丼に肉吸いをかけたもの、ではなくって完全にマッチして別料理のようになってる！！
肉吸いだけ頂くと、すごく優しい味。
お肉も分厚いし、ボリュームがあるけど、最後まで飽きることなく一気に完食させて頂きました。
ちなみにあか乃さん、店長が１枚１枚お肉を切っているので、昼は約50食の限定なんだそう。夜は9時まで営業しているそうです。
書いてる間にまた食べたくなってきたので、今度は夜おじゃましよっと。
お店情報
他人丼専門店 あか乃
住所：大阪府大阪市北区天神橋5-7-20
電話番号：03-5542-1030
営業時間：11時30分~15時、17時~21時
定休日：月曜日
※本記事は、2015年4月22日に取材しています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。
