野党国会議員が米総領事に抗議 米軍属女性死体遺棄事件


この記事を書いた人 松永 勝利
米軍属女性死体遺棄事件でジョエル・エレンライク在沖米総領事に抗議した国政野党の県選出国会議員ら5人=21日午前11時すぎ、浦添市の在沖米総領事館前

 照屋寛徳衆院議員ら県選出の野党国会議員5人が21日午前、浦添市の在沖米総領事館にジョエル・エレンライク在沖米総領事を訪ね、米軍属女性死体遺棄事件に抗議し、米軍基地の速やかな撤去を求める要求書を手渡した。議員らによるとエレンライク総領事は「要望は在日大使館やワシントンの米政府に伝える。速やかな補償にも尽力していきたい」と述べた。
 照屋氏は抗議後、記者団に対し「今や県民の怒りは頂点に達している。過重で過密な米軍基地を全面撤去してもらいたい、辺野古の新基地はまかりならんという強い怒りに変わっている。米政府は犯罪が起きるたびに再発防止を言うが、手あかの付いた言葉では県民は納得しないと強く申し上げた」と述べた。【琉球新報電子版】