戦争から72年、鎮魂の旅へ 南洋帰還者会48人が慰霊祭へ出発


社会
この記事を書いた人 金城 美智子
米領サイパンやテニアンでの慰霊祭に参加する関係者や激励に訪れた南洋群島帰還者会の関係者ら=23日正午、那覇空港国際線ターミナル

 太平洋戦争の激戦地である南洋群島で犠牲になった県出身者を鎮魂する「第47回南洋群島・慰霊と交流の旅」(南洋群島帰還者会主催)の一行48人が23日午前、那覇空港などから出発した。

 一行はソウル経由で24日に米領サイパンに到着する予定。旅は5泊6日で、24日にサイパンでの慰霊祭、25日にテニアンでの慰霊祭に出席する。
 南洋群島帰還者会の上運天賢盛会長(84)は那覇空港国際線ターミナルでの結団式で「南洋群島では戦争から72年になる。家族や友人、知人の霊を慰めてほしい」とあいさつした。【琉球新報電子版】