国民病と呼ばれる糖尿病。肝心なのは糖質オフだが、専門家によると、「糖尿が気になる人」を含めて健康な人なら1食あたり糖質換算で「40グラム」まで食べても心配ないのだという。
油を多く使う中華料理でも、少し注意すれば十分に満足できる。レバニラ炒めとホイコーロー、バンバンジーにエビチリをオーダーしても、糖質は32.9グラム。これらを1人で全部食べたとしてもグラスビールを飲む余裕がある。
定番メニューの中では酢豚に注意だ。管理栄養士の大柳珠美氏が説明する。
「とろみをつけるのに片栗粉を使っているほか、小麦粉をまぶして揚げていますから、どうしても糖質が多くなります。しかも甘酢に大量の砂糖が入っていて、にんじんやたまねぎといった甘みのある野菜を使っていることも高糖質の原因ですね」
※週刊ポスト2014年11月7日号