米でハリアー墜落 同型機、頻繁に県内飛来


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 【ワシントン=問山栄恵本紙特派員】米海兵隊によると現地時間6日夕、米南部ノースカロライナ州のウィルミントン海岸沖で米海兵隊所属の垂直離着陸型のAV8Bハリアー戦闘攻撃機1機が墜落した。パイロットは墜落前に緊急脱出し、無事だった。沖縄では、同型機の山口県岩国基地所属のハリアーが頻繁に米空軍嘉手納基地に飛来し、伊江島補助飛行場で離着陸訓練を行っている。

 事故機はノースカロライナ州のチェリーポイント海兵隊航空基地所属。ウィルミントン国際空港から出発し、飛行訓練を行っていた。パイロットは6日午後5時05分ごろ、緊急脱出し、同28分ごろ、SH60シーホークヘリによって救助され、ノースカロライナ州の海兵隊基地キャンプ・ルジューンにある海軍病院へ移送された。パイロットの容体は安定しているという。
 米メディアによると、墜落した位置は沿岸から3・2キロほど沖合とされているが、現時点では正確な位置や事故機の残骸の状態について詳しい情報は入っていないという。事故原因は不明。