ウミカジテラス集客追い風も…増収減益 WBFリゾート3月期決算


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 琉球温泉瀬長島ホテルや瀬長島ウミカジテラスなどを運営するWBFリゾート沖縄(豊見城市、兼城賢成社長)は13日、増収減益の2016年3月期決算を発表した。
 ホテルの稼働率が好調に推移したほか、昨年8月にオープンした瀬長島ウミカジテラスが集客の追い風となり、売上高は前期比18・7%増の22億9800万円と増加した。一方、費用面ではウミカジテラスの開業経費のほかレンタカー事業の損失も出たため、経常利益は36・4%減の5400万円、純利益は88・0%減の3500万円の減益となった。

 昨年8月に開業したウミカジテラスは単月の購買人数が7万~10万人で推移し、オフシーズンとなる冬場の瀬長島ホテルの稼働率にも寄与したという。テナント数は全34店舗で、開業後、1店舗が退去した。
 17年3月期の業績予想については売上高が13・2%増の26億300万円、経常利益が79・0%増の9700万円と増収増益を計画している。
 同社は現在、ホテルラッソ国際通り(那覇市)やリゾートインラッソ石垣など4ホテルを運営し、17年3月に石垣市、同10月に那覇市内への新規ホテルを開業する計画がある。昨年10月には東京証券取引所傘下のプロ投資家向け市場「TOKYO PRO Market(東京プロマーケット)」に上場した。