宮古・石垣 自衛隊配備撤回要請へ 市民300人反対集会


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 【宮古・八重山】宮古島市と石垣市への自衛隊配備計画に反対する市民集会が26日、両市で同時開催された。両市合わせて300人が集まった。多くの市民が意見を表明し、計画撤回を要請する決議を採択した。30日に両地域の代表者が防衛省に届ける予定だ。

 宮古島市中央公民館で開かれた「いのちの水を守ろう-自衛隊配備反対市民集会」には約200人が参加。候補地の一つである福山地区の砂川栄自治会長は、生活環境の悪化や子孫の定住の阻害要因になると自治会の反対理由を挙げ「配備しない、させないことを宮古郡民みんなで考えてほしい」と呼び掛けた。
 石垣市では市健康福祉センターに市民ら約100人が集まった。石垣島への自衛隊配備を止める住民の会の仲座初枝共同代表のほか市民らが意見を述べた。伊山勝彦さんは「自衛隊だけが国防ではない。警察や消防、市民の経済活動も国土を守っている。地方自治、基本的人権を踏みにじることは許されない」と訴えた。