F16、嘉手納に12機飛来 外来は計40機、地元怒り


この記事を書いた人 志良堂 仁
飛来した米アラスカ州イールソン空軍基地所属のF16戦闘機=27日午後0時54分ごろ、嘉手納町

 【嘉手納】米空軍嘉手納基地に27日、米アラスカ州イールソン空軍基地所属のF16戦闘機が12機飛来した。嘉手納基地には25、26日にも同州エルメンドルフ空軍基地所属のステルス戦闘機F22ラプターも14機飛来している。嘉手納基地にはこのほか国内外の米軍基地からFA18Eスーパーホーネット戦闘攻撃機、FA18ホーネット戦闘攻撃機、AV8Bハリアーが飛来しており、約40機の外来機が飛来している。F16は27日午前11時55分ごろから続けて6機到着、午後4時12分ごろ6機が到着した。

 當山宏嘉手納町長は「ハリアーなど他の外来機も来る。全て通告なしで来ており、地域住民のことを全く考慮していない」と批判した。嘉手納基地は取材に対し飛来は「周期的な訓練」で2月末まで暫定配備されるとの見解を示した。
 沖縄防衛局によると、25日に米側が「F22とF16の約25機が嘉手納基地で2月末まで展開し、即応訓練を実施する」と連絡した。
 27日は琉球大の渡嘉敷健准教授の測定では、F22の飛行で102デシベルの騒音を確認した。