【北部】琉球新報社が県共同募金会と連携して受け付けを始めた「りゅうちゃん子どもの希望募金」に対し27日、本島内に住む男性が名護市の琉球新報社北部支社を訪れ、「子どもたちに夢を持ってほしい」と現金100万円を寄付した。男性は名前や年齢などを明かさなかった。
男性は昨年12月24日付の本紙で高校生の貧困を扱った記事を読み、寄付を考えたという。クリスマスプレゼントやお年玉として、それぞれ記者を通じて寄付金を預けようと思ったが調整がつかなかったという。
記事を読んで県内高校生の貧困の現状について考えた男性は「見て見ぬふりでは心が苦しかった。(寄付ができて)自分の心が楽になった」と話した。
この男性は、2014年のクリスマスイブに本島北部の海岸で、ある県内の小学生が夢を記した手紙が入った瓶が流れ着いているのを発見し、手紙の主に匿名でプレゼントを贈ったこともあるという。