住まいの雑学
ISHIYA /企画・エフェクト
ISHIYA /企画・エフェクト
2015年3月5日 (木)

6年間の思い出がつまったランドセル。お財布や小物にリメイク!

6年間の思い出をオーダーメイド小物に。ランドセルリメイクとは(画像提供:(C)Leather studio Third)
画像提供: (C) Leather studio Third

雨の日も風の日も、6年間共に過ごしたランドセルは、親子の想いが詰まった大切な鞄。卒業を迎え使わなくなったランドセルは、捨てるには惜しいが、とっておくには大きすぎる…。ランドセルのリメイク方法としてメジャーなものに、ミニランドセルがあるが、もう少し実用性のあるものにリメイクしてみたい気も。

そこで今回ご紹介したいのが、ランドセルを再利用し財布やバッグなどの普段使い可能なアイテムを製作・販売している「レザースタジオ サード」。早速お話を聞いてみた。

まず、ランドセルリメイクでつくれるものにはどんなものがありますか?

「何でもつくれますよ。当店ではリメイクに限らず財布やバッグ、革小物のフルオーダーメイドも取り扱っているので、基本的にはどんな製品でも製作可能です。ランドセルの状態によっては向き・不向きがありますので、一度ランドセルを見せていただき、何をつくるかをご相談となります」

店の商品にあるキーケースや名刺入れなども製作出来るほか、「○○が欲しい!」といった特別なものでも大丈夫なようだ。

次に、制作時に苦労することなどを聞いてみた。

「6年間つかったランドセルなので、ひび割れなどが起きやすい状態の場合もあります。曲がるパーツに使用すると危険だったり、革の量も小さく、サイズに限りがあるので、パーツの取り方などにはとても気を使います」

なるほど、たしかにランドセルによって劣化の差もあるだろう。しかし、そこは革の裁断から裁縫まで、全てを自分たちの手でつくり上げるハンドメイドにこだわり続ける職人さんならではの腕の見せ所といえそうだ。

実際に、ランドセルリメイクをした方の感想を聞いてみると、「もう一度使えるものにリメイク出来て良かった」「子どものためにと思い依頼したが、完成品がとても素敵だったので、自分用のも欲しくなった」と、後日余り革で再注文する方なども。なかには、成人式に子どもに渡す贈り物としてつくる親御さんも多く、満足度も高いようだ。

「親子にとって、そのランドセルは世界にひとつだけのものです。そのランドセルを使ったリメイクですので、何があっても失敗は許されません。ランドセルリメイクをつくるときはいつも以上の緊張感を持って製作しています」

と、気持ちのこもったコメントもいただいた。ランドセルをリメイクするなら、飾るだけのミニランドセルよりも、せっかくなら身につけておくものなど、実用性のあるカタチで親子の思い出をそばに置いてみてはいかがだろう?

●取材協力
Leather studio Third
HP:http://leatherstudio.jp
前の記事 ひな祭りのあとに…。残った「甘酒」使いきりレシピ3選
次の記事 引越しの“うっかりミス”に注意! 見落としがちな体験談まとめ
SUUMOで住まいを探してみよう