これからの季節大活躍のファーだが、ファーの魅力はなんといっても、あのふわふわ感。ファーをきれいなままキープするには? シーズン中のしまい方、お手入れの仕方などを、All About「家事」ガイド・毎田祥子さんに伺った。
まず、リアルファーとフェイクファーの違いから。
「フェイクファーと一口にいっても、本皮革(リアルファー)と違って素材はさまざま。化学繊維ではありますが、丈夫さや耐熱温度などの特徴が微妙に違います。そのため、買ったときについてくる洗濯表示をチェックしておくことが重要です。水洗い、ドライヤー、乾燥機やアイロンはダメかなどについて書かれています」
ファーを使い始めるシーズン前にすべき特別なお手入れはあるのだろうか?
「収納場所から出したらまず、毛並を整えて掛け、陰干しをしておきます。毛並が乱れて直りにくいなら、リアルファーは毛並方向にブラッシングします。フェイクファーは毛が抜けやすく絡みやすいうえ、静電気も発生しやすいので、コームタイプのブラシ(ヘアブラシでOK)で優しくブラッシングします。決して力ずくで絡みを取ろうとしないようにしてください」
ファーを使用しているシーズン中、毎回すべきお手入れ法は?
「汗をかいてしまったときは、風通しのよい日陰に掛けて陰干しをします。ホコリについては、リアルファーはブラッシングをしましょう。ただし、フェイクファーはブラシをかけるとかえって毛が抜けやすいので、片側を持ってフリフリと振る事で払い落とします。また毛並を整えるには、リアルファーは同様にブラッシングすることで整えられます。一方、フェイクファーは振るだけが望ましいですが、固まってきた場合は、毛が抜けないよう注意しながらやさしくほぐし、ヘア用コームでやさしくブラッシングしましょう」
ファーをきれいにキープするためには、日ごろのお手入れが重要。使うたびにこまめにお手入れし、いつもふわふわのファーの感触を楽しもう!