Record Store Day 2011

世界の音楽業界団体を代表する非営利団体IFPI(国際レコード産業連盟)は、世界のアナログレコード市場の売上データ2014年版を発表しました。

globalvinylmarket

毎年4月に開催される「レコード・ストア・デイ」に年々注目が高まるように、アナログレコード人気復活は世界各地で起きており、販売枚数、売上高共に増大しています。

IFPIによれば、2014年の世界での売上は前年比54.7%増加して、3億4680万ドルに上りました。日本円に換算すると、414億円

*1ドル=119.4円

売上規模で最大の市場は米国。2014年は1億8160万ドル(約218億8400万円)で、前年比52.8%の増加を記録しました。

2位はドイツで3400万ドル(33.4%+)、3位は英国で3170万ドル(60.1%)、4位は日本で1630万ドル(81.4%+)、5位はオランダで1410万ドル(50.2%+)。

トップ10市場で最も成長した国は、オーストラリアで売上高は600万ドル、2013年の270万ドルから127%増加しました。次に成長したのは日本の81.4%となかなか頑張っています。

世界的に人気復活に沸くアナログレコード市場ですが、世界の音楽市場の中で見ると、全体のわずかシェア2%でしかないニッチな市場で、今後この成長がどこまで続くのか注目が集まります。

ソース
IFPI publishes global vinyl market details
cc image by Phil Roussin via Flickr


Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
取材、記事執筆、リサーチ、音楽ビジネスやストリーミング、海外PRに関するコンサルティングのご相談は、お問い合わせからご連絡を宜しくお願い致します。

  • プロフィール
  • お問い合わせ