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【第1回】 〈わたし〉は、こんな人たちです。(中編)

連載
タワレコ女子放談「わたしの青春、こんなでした(*´ω`*)テヘヘ」
公開
2013/07/18   18:00


タワーレコードの女子スタッフが、音楽、テレビ、ファッション、その他もろもろにまつわる青春時代の思い出を語り合う新連載! 今回は、トークにレギュラーで参加する3人が〈現在〉と〈青春時代〉の自分、そして〈青春時代にいちばんハマったCD〉を紹介しちゃいます(*´ω`*)テヘヘ

★タワレコ女子たちが現在の自己紹介をする〈前編〉はこちらから



タワレコ女子放談_第1回_バナー



胡麻「ということで、いまはそんな〈タワレコ女子〉のわたしたちですけれども。青春時代はどんな子でした? 乙女さん」

乙女「91年から96年までが中学・高校で、近所の公立の学校に行ってました。全然あの、いわゆるイケイケなグループにいるわけでもなく、ほんとにほんとに〈中の中〉みたいな。だから目立ちもしないし、でもとりあえずすごく明るい子で(笑)」

胡麻「中学も高校も、そういう(明るい)テンションですか?」

乙女「いや~、両方ともけっこう……爆笑してたかもしれない」

胡麻「爆笑(笑)」

 

タワレコ女子放談_第1回_中編
第1回は〈前編〉〈中編〉〈後編〉いずれも同じ日に収録いたしました。

 

乙女「高校はあんまり記憶ないんだけど。とりあえず踊ってた」

胡麻「何を何を!?」

乙女「いま考えるとわたし、踊ることがすごく好きだったのよ、昔っから。チアリーダーにすごい憧れがあったらしくって、中学の頃はバレーボールを観るのが大好きだったんだけど、ちょうど91年にワールドカップがあって、そこから実業団の試合も観るようになったのね。で、どのチームにもチアリーダーがいて、その人たちの真似を友達と休み時間にやったり(笑)。頭おかしいな。あと、中学でも高校でも体育祭の時に召集される〈応援団〉というのに入ってたんだけど、高校の頃は応援団に入るとダンスを見せる演目があったの。そこでかわいい格好ができるのもうれしくて……」

胡麻「わぁ、なんか、健康、健全ですね。部活はやらなかったんですか?」

乙女「テニス部。理由は、かわいい格好ができたから(笑)。別にさ、練習中にスコートなんか履かなくてもいいのにスコート履いて、普通スコートのなかはみんなブルマなんだけど、わたしヒラヒラのやつ履いてたもん(笑)。かわいいから」

胡麻「そこにこだわる(笑)。じゃあ高校もテニス部?」

乙女「高校は最初のほう入ってたけど、硬式テニスになじめなくて、顧問の先生もすごい嫌だったんだよね。で、めんどくさくなっちゃって、やめました」

胡麻「そっかぁ。わたしは、95年から2000年、中高一貫の女子校で。たぶん〈中の中〉だったと思うけど、そんなに明るい子ではなかった気がする。あんまり学校が好きじゃなかったんですよね」

乙女「爆笑はしなかった?」

胡麻「別に友達がいなかったわけじゃないので、爆笑はしてたと思うんですけど(笑)。ズル休みとかよくしてるような。だから悪い意味で目立ってたかもしれない」

乙女「〈金八〉っぽいね」

胡麻「実は一回、親が先生に呼び出されたことが(笑)」

乙女「超〈金八〉っぽいじゃん!」

胡麻「高3の1学期の期末テストの時に。その1日目に行きたくないなぁと思ってサボったら、さすがにそれはアウトだったらしく(笑)。でも担任がすごく面倒を見てくれる先生だったので、その後は改心しておとなしく通ってたんですけど……われながら世話の焼ける子でしたね」

乙女「え~、問題児だ。〈金八〉だったら主役になれるよね、1話くらいは」

胡麻「なんで学校が好きじゃなかったかっていうと、すごく校則が厳しかったんですよ。スカートはひざが隠れる長さで、指定のダサい(笑)ソックスがあって、もちろん茶髪禁止で、みたいな。それがとにかく嫌でしたね。ふたりとも校則はゆるかったですか?」

乙女「公立の学校だからね」

煎茶「ゆる~かったですね」

胡麻「へ~、いいなぁ」

乙女「うちの高校は制服がなかったんだけど、制服がないのに制服(っぽいもの)を着るっていうのが流行り出した頃で、そういう格好をしてる人がいっぱいいた。ルーズソックスの先駆けの年代でもある」

胡麻「わたしはもう定番というか、女子高生はみんなルーズソックスを履いているような時代だったので。やっぱりそういう格好がしたかったんですよね、その頃は。でも、そんな校則の厳しい学校なのに軽音部がありまして。バンドやってました」

乙女「そうなんだ。何やってたの?」

胡麻「パートですか? ギターをやってました。いまはもう全然弾けないし、ギターも持ってないけど。でも、中1の頃に入部して、高2で引退するまでずっとやってたので、いまとなってはまさに青春の思い出」

乙女「〈けいおん!〉じゃん!」

胡麻「そう、ほんとに〈けいおん!〉みたいな感じだった。あのアニメのほのぼのとした様子を観てると、自分もそうだったなぁ、なんて思って。新入生歓迎会と学園祭の年に2回、人前で演奏する機会があったんですけど、その時期だけ急いでいっぱい練習して、それ以外はほぼ部室でまったりしてるっていう(笑)」

乙女「女の子ばっかりなんでしょ?」

胡麻「うん、女子だけで。ちょっとイタいこともしてましたけどね。新歓と学祭の時は校則も無視して、スプレーで髪に色つけて、思いっきり着飾って(笑)」

乙女「わたし、所属もしてないのに(軽音部の)部室にいたよ。すごいかっこいい先輩がいて、その人をずっと見に行ってて」

胡麻「いいなぁ、そういう憧れの先輩とか、うらやましい」

乙女「そんなのの宝庫ですよ。ねぇ?」

煎茶「ありましたね~、懐かしい! でも高校は女子ばっかりだったんで、そういう楽しみは中学まででしたけど」

乙女「でも女子校だとさ、ガールズラブっていわないと思うけど、女の子でもかっこいい先輩がいるんじゃない? めっちゃ女子受けいい人」

胡麻「そういう人もいたと思うけど、わたしにとってはいなかったですねぇ。それよりGLAYでしたね、GLAYのこと考えてるほうが楽しかった(笑)。で、いちばん若い煎ちゃんは、わたしから4年ずれるから」

煎茶「99年から2004年ですね」

乙女「もう大人だもん、わたしその時(笑)」

胡麻「2000年あたりを過ぎるとちょっとこの、音楽のアレとかも……」

煎茶「ちょうど90年代の熱気とか、いろんなブームが去った後だったので、わたしはベスト盤から入るっていうのが多くて。自分のCD棚を見て、まず最初にベスト盤を聴いていたって気づきました」

乙女「なるほどねぇ」

煎茶「中学も高校も公立だったんですけど、高校は女子だけの3年間。男子はあまりにも少なすぎて、隔離されてましたね」

乙女「隔離(笑)」

胡麻「部活は?」

煎茶「中学は吹奏楽部で」

胡麻「いいなぁ~! わたし吹奏楽部って超憧れる~。吹奏楽部なかったんですよ、うちの学校は」

煎茶「わたしトランペットをやってたんですけど、3年生の引退前のコンクールの時に、出だしのプッ!っていうのを間違えて吹いちゃって。いまだにちょっとモヤモヤしてるんです。いいよいいよってみんな言ってくれたけど、目が笑ってなかった……」

胡麻「そういうの忘れたくても忘れられないよね(笑)。高校は?」

煎茶「高校では部活やってなくて、バイトしては東京に遊びに行くという生活を」

乙女「えっ、どこ(出身)の人なの?」

煎茶「九州です。そのなかでもすっごい田舎の、前が川、後ろが山の。中学まで、川をやみくもにさかのぼったりしてました(笑)。で、東京といったらフジテレビと思って、東京に来てすぐ行きました、フジテレビ」

乙女「〈東京といったらフジテレビ〉って?」

煎茶「うまく説明できないんですけど、田舎者のわたしからしたら、東京タワーよりフジテレビのほうが全然〈東京感〉があるんですよね。〈お台場〉っていう響きもめっちゃオシャレ、みたいな(笑)」

乙女「へ~。いつのタイミングで東京に来たの?」

煎茶「上京したのは18で、最初に遊びで行ったのは16です」

胡麻「それまで憧れてた?」

煎茶「異常に憧れてましたね~。おふたりとも東京の人ですよね?」

乙女胡麻「東京の人」

煎茶「ひぇ~! 東京出身っていうだけでもうかっこいいです」

胡麻「かっこいい?」

煎茶「かっこいいですよ! これは地方出身者にしかわからない感覚だと思います」

胡麻「クラスでのポジションはどのへんだった? その、いま話題のスクールカースト的な」

煎茶「中学はいま思えば、普通より暗かった。あの時は〈中の中〉にいると思ってたんですけど。振り返ってみたら、けっこう暗かったかもしれない」

胡麻「高校にいったら明るくなった?」

煎茶「高校は〈中の中〉くらいでした、リアルに(笑)。ちょっと明るくなって」

胡麻「じゃあ全員〈中の中〉だ(笑)。なんか3人のうち1人くらい、1軍的なところにいましたっていう人がいてもよかったですよね」

乙女「きっと1軍にいた人はこの会社にはいないよね」

胡麻「たしかに、そうかもしれない(笑)」

乙女「ていうか、またしゃべりすぎだよね。しかもどうでもいいくらい個人的な思い出話を(笑)」

胡麻「でもまだ〈青春時代にいちばんハマったCD〉の発表が残ってますから。続きは明日!」

煎茶「次も長くなりそうですね(笑)」



放談に出てきたあれやこれやをまったりレコメン( ´艸`)



「3年B組金八先生 第4シリーズ」
〈3年B組金八先生〉とは、1979年から2011年まで断続的に放送された、武田鉄矢主演の学園ドラマ、というのは言わずもがなですね。時代ごとの社会問題を背景にしたストーリーは年々ヘヴィーになり、最後のほうは観るのもつらい感じでしたが、個人的にいちばん印象深いのは、95~96年に放送された〈いじめ〉がメインテーマの第4シリーズ。当時高校生で、ちょうど修学旅行の時にみんなで観たのが本シリーズのなかでもっともダークな膿が出まくる回だったため、終了後は誰一人言葉を発せなくなるという事態に。デリケートな若かりし頃……。〈立派な人にならなくてもいい。どうか、感じのいい人になってください〉という金八っつあんの名言を改めて反芻し、いま一度自分を律します。 *乙女

 

「けいおん!」
けいおん→軽音楽部→バンド→新歓や学祭でライヴ→味をしめる→デビューしたい→その日を夢見て奮闘! そんな熱い物語を想像して観た「けいおん!」に胡麻は度肝を抜かれました。なにこのまったり感……あたしがバンドやってた頃といっしょじゃん! そう、↑のような連想はするくせに自分は〈味をしめる〉あたりで満足していたという(照)。もちろん練習もライヴもやるときゃやるけど、みんなで集まってキャッキャするのがとにかく楽しくて。まぁ、わたしたちの〈放課後ティータイム〉は唯ちゃんたちみたいにかわいらしいものではありませんでしたが(泣)。 *胡麻

 

CARPENTERS 『カーペンターズ 40/40 ~ベスト・セレクション』
話したことはないけれど、遠くから憧れの先輩の姿を見つけては「あっ! いま通ったよ!!」なんてキャッキャ言いながら友人と盛り上がっていた中学時代。卒業式で旅立つ彼らの後ろ姿を見送りながら演奏した“青春の輝き”や“イエスタデイ・ワンス・モア”は、いまでも聴くとあの頃に引き戻されるマイ青春ソング。“雨の日と月曜日は”“トップ・オブ・ザ・ワールド”“愛のプレリュード”“遙かなる影”なども、朝から晩まで練習していた吹奏楽部の思い出が(嫌なことも含め)ダーーーッと蘇ってきて、泣けます。 *煎茶