カジノでの散財のために連結子会社から総額106億円超を借り入れた井川意高・前会長による特別背任事件の渦中にある大王製紙。
同社は、前年比4%減の60万円(組合員平均・平均年齢34.8歳)。今回の騒動が減額の理由に含まれるのかを尋ねたが、「ノーコメント」(広報部)だった。
「前年比4%ダウンといっても、昨年は一昨年より2.45%アップの高水準でしたからね。正直、“いつも通り”という感じでホッとしてます。でも、社員はボーナスが数万円上がったか下がったかで一喜一憂しているのに、かたや創業家のお坊ちゃんは100億円をドブに捨てちゃうんですから……なんだかむなしくなりますよ」(同社社員)
※週刊ポスト2011年12月16日号