高橋源一郎の新刊に“謎のシミ”（amazon）

新装新版『優雅で感傷的な日本野球』（河出文庫）
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4309408028/ref=pd_ecc_rvi_1/250-1958855-1225067

往年のファミコン・ゲーム、任天堂の『ベースボール』
（http://kobayats.seeds-man.com/data/200201/bas.png）が
装丁に使われていますが、「イメージを拡大」をクリックして書影をよく見てみると……
サードベースとその周辺付近から何らかの液体が垂れた跡が付着してしまっています。
amazonの担当者が表紙をスキャニングする前に、
誰かがコーヒーでもこぼしたんでしょうか。
ちょっと、恥ずかしい状態になっちゃってます。
http://images-jp.amazon.com/images/P/4309408028.01.LZZZZZZZ.jpg
※PC or Mac またはモニターによって、目立ったり、目立たなかったりします。

本日発売予定ですが、都内の大手書店ではすでに店頭に並んでいたようです。
まだ実物を見てませんが、じつはあのシミもデザインされたものだったりして。。。
[ 高橋源一郎関連 ]

購入。シミ付きではなかったです。
「あとがき」だけ読みました。

2006-06-06

それらは飽くまで人畜無害なエンジョイアビリティを超えません（宮台真司）

“要は、アイコンといっても、高々トライブのアイコンに過ぎないのです。
森川嘉一郎君の話が出たからアニメでいえば、押井守『イノセンス』にしろ
紀里谷和明『Cachern』にしてもサブライムなアイコンが復権しているよう
に見えます。高さを崇高さと読み替える「ゴシック的なもの」が覆い尽くし
ているように見えます。アイコン的なものの過剰です。
　にもかかわらず、それらは飽くまで人畜無害なエンジョイアビリティを超
えません。論理的に、超えるはずがないのです。社会システムは、そうした
エンジョイメントとは完全に無関連に回っています。人々が各種トライブの
中でアイコンを押し立てても、それとはインディファレントに社会システム
は回るということです。
　すると、建築家や広い意味でのアーキテクチャー・デザイナーが、今後バ
ーチャル・ボディを設計するといっても、意匠や内容にかかわらず、もはや
インフラ・レベルでのシステム構築にコミットしているとは言えません。む
しろインフラ・レベルでのシステムが滞りなく回転することを前提に成り立
つ、偶発的で恣意的な表象に関わっているだけです。 ”