4月17日より、フジテレビのドラマ「家族ゲーム」の放映がスタートする。この作品は、1983年に故・松田優作主演で映画化され、その後、長渕剛主演で連続テレビドラマ化もされた名作。今回も、嵐の櫻井翔が主演し、鈴木保奈美が15年ぶりに民放の連ドラに出演するなど、放送前から注目度が高い。
ストーリーは、櫻井演じる変人かつ天才家庭教師が、落ちこぼれの中学3年生と、問題を抱えたその家族を翻弄していくというもので、真の教育や家族の在り方を問いかける作品に仕上がっている。
ところで家庭教師といえば、子どもに勉強を教えて成績を上げることが仕事であるが、その過程において勉強がはかどる環境を提案することもあるという。今回はこの勉強がはかどる環境づくりについて、家庭教師の目線から紹介していきたい。お話を伺ったのは「家庭教師のトライ」を運営するトライグループの宍戸氏。
それから、脳を活性化するために固い材質のイスを使ったり、机の正面に窓がこないように位置を調整することも効果的です。あと、外が見えるとリフレッシュできて良いと思われがちですが、逆に気が散る原因になってしまいます」
なるほど、最近の傾向でもあるリビングでの学習は、集中できるだけの環境を親が協力しながらつくり上げることも重要なようだ。
さらに宍戸氏は、子どものモチベーションをアップさせるには、親の発言にも注意を払う必要があるという。
ちなみにこの、勉強がはかどる環境づくりについては、建築のプロもしばしば相談を受けるそう。オールアバウトでリフォームガイドを務める一級建築士・尾間氏はこう話す。
また、ご兄弟で1部屋を使用している場合は、ロフトや家具を使って区切り、それぞれが個室に近い環境で勉強できるようにした事例もあります」
集中できる環境づくりには、こうしたアイデアを存分に活かすことが重要なようだ。
家庭教師と建築士、共に、子どもが集中できるような静かで緊張感のある空間づくりが大切だと指摘する。我が子の学習環境が整っているかどうか、一度見直してみてはいかがだろうか。