住まいの雑学
梅雨の悩み、カビ・じめじめ撃退
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2013年6月16日 (日)

エアコンはカビのパラダイス!? 正しいお手入れ方法を教えて!

ニオイの正体は「カビ」や「細菌」。ニオイだけでなく、ぜんそくや湿疹などアレルギーの原因にもなるので注意が必要です

まだ6月だというのに、各地で猛暑日を記録しているこのごろ。「耐えられない!」と、久しぶりにエアコンをピっとつけたら、部屋にむわーっとイヤなニオイが立ち込めた、そんな人もいるのではないだろうか。

このニオイの正体、実は「カビ」や「細菌」なのをご存知だろうか。 「カビ」や「細菌」は、ニオイだけでなく、ぜんそくや湿疹などアレルギーの原因にもなるので注意が必要だ。

そこで今回は、本格的な夏が始まる前にやっておきたいエアコンの掃除について、エアコン清掃クリーニングを行う株式会社ダスキンの梅村さんにお話を伺った。

「エアコンは、暖かい空気を吸い込んで熱交換器で熱を取り除き、冷たくなった空気を出すという仕組みで室内の温度を下げています。このような仕組み上、エアコン内部では常に温度差による結露が生じ、スイッチを切った直後のエアコン内部は湿度99%にもなってしまいます」

エアコン内部の湿度がそんなに高いとは! これでは使用直後の風呂で換気扇を回してない状態と同じで、放っておいたらカビが生えて当たり前。なにか予防法はあるのだろうか?

「スイッチを切る前に送風運転をして内部のこもった湿気を追い出しましょう。時間は30分~2時間が理想です。タイマーを使用して習慣化するといいですね」

なるほど、就寝前に送風に切り替えれば冷え過ぎの心配もなく、寝ている間にエアコンも乾燥できて一石二鳥。使用後の送風を心がけ、フィルターの手入れをこまめにしながら、できるだけクリーンな状態で快適に使用したいものだ。

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