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東京の行列店の冷やしラーメン 煮干しの香りが引き立つ一杯

「Japanese Soba Noodles 蔦」の「煮干時雨」(850円)

 冷やし中華のようでそうではない。ひんやり冷たいスープも楽しむのが「冷やしラーメン」。1952年に山形県で誕生したが、最近では東京でもメニューに載せる店が増えている。

 たとえば、東京・巣鴨の「Japanese Soba Noodles 蔦」は2012年のオープン以来、行列の絶えない人気店だ。

 写真の「煮干時雨」(850円)は、たっぷりの煮干しを1日かけて水出しし、仕上げの火入れでは徹底した温度管理で冷たいスープでも香り立つ旨みを引き出した。梅胡椒や赤タマネギが味わいに変化を加え、最後まで飽きることなく楽しめる一杯だ。

■Japanese Soba Noodles 蔦
【住所】東京都豊島区巣鴨1-14-1
【営業時間】11時半~14時半、18~20時(木、土、日は昼営業のみ、売切れ次第終了)
【定休日】月

撮影■岩本朗

※週刊ポスト2013年7月19・26日号

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