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SUUMOジャーナル 編集部
2012年9月29日 (土)

子育て共感賃貸住宅商品「ヘーベルメゾン 母力」武蔵野市に完成

 子育て共感賃貸住宅商品「ヘーベルメゾン 母力」武蔵野市に完成

旭化成ホームズ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:平居 正仁)は、株式会社トランタンネットワーク新聞社(本社:神奈川県横浜市 代表取締役:藤本 裕子)が運営する、お母さんたちの学び合いのネットワーク「お母さん大学」と2010年7月より共同研究し、これまでになかった新しい価値観を取り入れた“子育て共感賃貸住宅”「へーベルメゾン 母力(BORIKI)」を開発。第1号棟を東京都武蔵野市吉祥寺北町に完成した。

核家族化が進み共働きが一般化するなかで、子育てをするお母さん達は、血縁・地縁・仲間との繋がりが希薄となり、孤立化が進むことで子育てに悩みを感じることが多くなっているといわれる。賃貸住宅に入居する子育て期のお母さん達にとって、一般的な保育サービスの提供や立地条件などのみでなく、「子育てを共感でき、気軽に助け合える仲間がいること」・「互いの子どもを自然と見守れること」・「社会と繋がりやすく、自発的な活動をしやすいこと」など、地縁の薄いお母さん同士を繋ぎ、地域社会とも繋がることが、結果として子育てをするお母さん達の安心や日々の生活の充実、ひいては子育ての喜びに繋がるとの認識に基づいた建物及びサービスを設計したのが「母力(BORIKI)」だ。

「「母力」は特別な住まいではなく、かつて日本にあった助け合いのコミュニティを復活させたも現代版「長屋」のような住まい。“しょうゆがなくなったらコンビニに買いに行くではなく、お隣に借りる”、“よその子、わが子関係なく悪い点は叱る、良いところは褒める”、“子供は預け合うのが当たりまえ”というかつて、存在したものなんです。子どもの笑顔ほど大切なものはなく、そのためにはお母さんが笑顔でいなくてはならない。信頼できる人たちの中で子どもがすくすくと育つ環境が大事であり、それを実現できた住宅が「母力」です。しかし、母力はまだスタートしたばかり。入居者のみなさんが育てていく家。1年後の様子が楽しみです。」(お母さん大学代表 藤本さん)

「気軽なご近所付き合いで明るいコミニュティや地域とのつながりを持つ集合住宅にしたかった。お母さん自身もコミュニティの中でイキイキと活躍し、お互いの子供をみんなで見守りあうコンセプトにしました」(旭化成ホームズ 集合商品企画室 玉光さん)

また、入居後のサービス面においても、住民同士のコミュニケーションを促すことや子育て家族が地域社会と接点を持つことを目的として、「お母さん大学」のネットワークを活用した「母力サポーターズ」を組織し、建設地周辺地域に住むサポーターが日常的な交流や地域情報の提供を行うとともに、住民たちの自発的な集まりなどの支援を行い、入居者であるお母さん達を応援する仕組みもつくった。
その一例として、2012年9月15日(土)には、植樹祭と入居者の顔合わせを兼ねた懇親会を実施。家族単位でブルーベリーの苗木を植え、その後の懇親会では自己紹介やこの物件に入居したきっかけを語った。
「きっかけは、子育てを笑顔でしたいと思っていた妻がこのコンセプトに共感した」
「いままでの住宅は交流がなかった。土日は仕事なので、妻が1人でがんばっている。こういう環境で教えてもらいながら子育てしたい」
「うちの子は外で遊ぶのが大好き。共用部の庭で目を輝かせて遊ぶわが子を見て、この物件を選んでよかったと思っている」などの声が寄せられ、交流会も大いに盛り上がったそうだ。今後も入居者、母力サポーターズと旭化成へーべルハウスが協働してイベントなどを開催していく。

「母力むさしの」の入居状況だが、完成1カ月前にすべての部屋の入居が決まりキャンセル待ちがでるほど。2棟目は、2013年春に神奈川県横浜市に完成予定とのことだ。

■「母力むさしの」の概要

1.サービスの主な特徴
<住民憲章「子育てクレド」>
 入居希望者には、入居者規約とあわせて、共に暮らすための共通認識として定めた住民憲章「子育てクレド」を理解していただくように、入居契約時に面談を実施し、クレドを説明した上で趣旨への賛同をいただいた。
入居者からは「共通認識ができ、安心できる」との声もあがっているそう。

<母力サポーターズ>
 「お母さん大学」のネットワークを中心にして、「ヘーベルメゾン母力」の入居者を応援する「母力サポーターズ」を組織します。建設地周辺に居住するサポーターが、毎月入居者を訪問してお母さん大学が発行する「お母さん業界新聞」を配布するなど、日常的なコミュニケーションをはかります。地域との繋がりを持ちにくい賃貸住宅入居者にとって、地域や入居者同士の交流の架け橋となる力強い存在となります。

<入居者の自発的コミュニケーション活動の支援>
 入居時の顔合わせイベントや「母力サポーターズ」の活動により、入居者同士のコミュニケーションを促します。その中で生まれるイベントなどのお母さんたちの自発的な集いに対して、「母力サポーターズ」がまとめ役となりながら様々な支援を行っていきます。

2.建物の主な特徴
<お母さんステーション>
 各住戸までのアクセス動線上や子どもたちの遊び場を見守る位置に、お母さんたちが集えるスペースを設けました。日差しや雨を除けて腰掛けることができ、お母さん専用の掲示板を設けることで情報交換の場にもなり、気軽なコミュニケーションを誘発します。

<中庭アクセス>
 1階の各住戸は、入居者の往来や生活の気配あふれる、潤いのある中庭を通り玄関にアクセスします。中庭から各住戸の専用庭、そしてリビングへと緩やかに繋がります。生活の中心であるリビングがアクセス側(中庭側)に面していることで、中庭とリビングで互いの気配を感じあうことができ、入居者同士の繋がりを促進します。住戸には中庭との間を区切る生垣や裏手となる奥にもテラスを設けるなどし、プライバシーには充分配慮をします。

<土間空間>
 2階の住戸では、外廊下と居室の間に挟む形で土間空間を広めにとり、外廊下と緩やかに繋がる半屋外空間としました。生活空間である居室のプライバシーを確保しながら、共用廊下というパブリックな空間と繋げることで、他の住民との交流を促進しやすい住戸設計としています。
子育て共感賃貸住宅商品「ヘーベルメゾン 母力」武蔵野市に完成

■子育て共感賃貸住宅「母力むさしの」について
<敷地概要>
名称:母力むさしの
所在:東京都武蔵野市
敷地面積:約2,000m2(約600坪)
用途地域:第一種住居地域及び第一種低層住宅専用地域

<建物概要>
構造:鉄骨軸組制震フレーム
規模:地上2階建 2棟
用途:共同住宅および長屋
延床面積:1,656.36m2(501.05坪)
総戸数:22戸
入居予定:2012年10月上旬
設計・施工:旭化成ホームズ株式会社
募集・管理:旭化成ホームズ株式会社

子育て共感賃貸住宅商品「ヘーベルメゾン 母力」武蔵野市に完成

子育て共感賃貸住宅商品「ヘーベルメゾン 母力」武蔵野市に完成

子育て共感賃貸住宅商品「ヘーベルメゾン 母力」武蔵野市に完成

●株式会社トランタンネットワーク新聞社(お母さん大学)について
“子育てに夢が描ける社会の実現“を目指し「月刊お母さん業界新聞」を全国で10万部発行。2008年、母親であることの喜びや子育ての素晴らしさを母親同士が学び合う場としてプロジェクト「お母さん大学」を立ち上げ、ウェブとペーパーでの情報発信、ウェブコミュニティの運営、講演会やコンサート等イベント運営、その他まちづくりや商品開発など、お母さんの声や思いをカタチにする様々な事業を行っている。
http://www.okaasan.net/

問い合わせ
旭化成へーベルハウス 母力(BORIKI)
http://www.asahi-kasei.co.jp/rent/boriki/index.html
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