リフォーム・内装
63
SUUMOリフォーム 編集部
2012年5月1日 (火)

人気急上昇!費用が明確な「定価制リフォーム」とは!?

リフォームをしたいけど、費用がどれぐらいかかるか気になる…。そう思ったら、定価制リフォームに目を向けて。どんなシステムになっているのか、どこまで「定価」に含まれているのか、紹介しよう。

ill1

■ここが魅力!定価制リフォームの3大メリット

ここ数年、利用者が増えている定価制リフォーム。その魅力はズバリ、明快な費用、選びやすい仕様、そして豊富なオプションだ。まずは、そのメリットを見てみよう。

【メリット1】リフォームの工事内容と価格があらかじめわかる
定価制リフォームは、リフォーム面積ごとの価格と、工事内容と、仕様があらかじめ決められているのが特徴だ。リフォーム面積に坪(㎡)当たりの単価をかけると、だいたいの費用がわかる。

【メリット2】定価に含まれている標準仕様の種類が豊富
定価には標準仕様として、システムキッチンなどの住宅設備や内装材、建材が含まれている。標準仕様の中にも様々な種類の設備や建材が含まれているので、希望に合わせて選べる。

【メリット3】オプションを利用すればこだわりも実現
標準仕様ではない設備・建材を採用したり、定価外の工事を行う場合は、差額や新たに追加した分の費用を払えばOK。上手にオプションを利用することでオリジナルな空間がつくれる。

■こんなシステム!定価制リフォームの費用は坪(㎡)当たりの単価×面積。オプションをつけると+αに

あらかじめ坪(㎡)当たりの単価や面積ごとの価格を決められているのが定価制リフォーム。価格はリフォーム面積に応じ、広くなると安く、狭くなると高くなるのが一般的だ。設備・建材は定価内の標準仕様から選ぶようにすればコストパフォーマンスの高いリフォームが可能だ。
設備のグレードアップによる差額や追加費用を支払えば自分流のカスタマイズも可能。差額や追加分と定価分の合計がリフォーム費用総額となる。マンションと一戸建てで標準仕様が異なるものもあるので下の表を参考にして。

定価制リフォーム費用総額

■賢い選び方!各商品の特長と違いを比較検討しよう

ひとくちに定価制リフォームといっても各社の商品によって内容は違うもの。単価の金額にとらわれず、まずは、特長やシステムを確認することから始めよう。
次に、何が定価に含まれているのかをチェック。リフォームしたい部位の工事や設備が定価内に設定されているかどうか、設備・建材はメーカーやグレード、種類、デザインなども見比べてみよう。
商品内容が変わることもあるので、カタログを取り寄せて最新の仕様や特長を把握すると良いだろう。

【マンション】性能、デザイン、間取りなど自分の要望と商品特長を照らし合わせて
マンションの特長は、スケルトンリフォームまで定価に含まれている場合が多い点。しかし、あえて間取り変更を定価外にして、リーズナブルな価格設定で提供している商品もある。また、設備のグレードやプランの内容を選べるものもあるので、特長を比べながら自分に合ったものを探そう。

【一戸建て】構造に関わるリフォームはどの項目が定価に含まれるか確認を
外壁や屋根、耐震、断熱など、構造に関わるリフォームは費用がかかるもの。そうしたリフォームを予定しているなら、どこまで定価に含まれているのか確認を。また、基礎や構造柱の腐食なども定価外となるケースがあるので、事前の現地調査が大切だ。見学会などで実際の家も見ておこう。

構成・文/樋口由香里 イラスト/寺田久美 デザイン/ベター・デイズ

「定価制リフォーム」の各社の商品比較や
「定価制リフォーム」でリフォームした家の実例を掲載している
「リフォーム会社を選ぶ本」の購入はこちら
Amazonから購入
楽天ブックスから購入
富士山マガジンサービスから購入

前の記事 太陽光発電のパネルにもいろいろある? 素材別のメリット・デメリット
次の記事 【海外レポート】ミラノ・サローネ前夜、注目のデザイナーPiet Boon…
SUUMOで住まいを探してみよう