世の奥様たちのホンネはgoogleにも反映。妻のご機嫌をとるには？

そろそろクリスマス。「奥さんのプレゼント、何にしようかなぁ」と日々高まるプレッシャーとともに、悩んでいる方も多いのでは？
プレゼントにかぎらず、“妻の労をねぎらう”ことは、ごくごく当たり前のことのようにも思えるが、心では感謝していてもなかなかそのひと言が言えない、という男性も多いだろう。

一方、googleで「旦那」と入力すると、「旦那 死ね」「旦那が嫌い」などの言葉が予測変換で出てくるという女性側からのシビアな現実もある。各夫婦の事情にもよるが、家庭を預かる奥さんは奥さんで、かなりストレスを抱えているのだ。

そこで今回は、離婚相談室「岡野あつこの離婚相談救急隊」を開設している、夫婦問題研究家の岡野あつこさんに“良好な夫婦関係を保つ秘訣”を聞いてみた。

「最近では、『妻に別れを持ち出された』と離婚相談にいらっしゃる男性の数がとても多くなりました。これは女性の社会進出も背景にありますが、やはり以前に比べて離婚に付きまとうネガティブなイメージが小さくなってきていることが大きな原因だと思います。かつては耐えて忍ぶのが良き妻の姿とされてきたのですが、さすがに現代では……。とくにお子さんのいらっしゃらないご夫婦では、奥さんの側から簡単に離婚へと踏み切るケースが多くなってきていますね」

では、そうならないためにはどうしたら良いのか？

「やはりお互いの話を聞くことが大切だと思います。一日中外で仕事をして疲れていても、家に帰ったら奥さんの話を少しでも聞いて会話をする。そしてねぎらったり、感謝の意を示したりすることですね。私どもの相談所にも、旦那が話を真面目に聞かない、文句や意見を言うと力でねじ伏せられるなどの相談が多数寄せられています。奥さんは家事や育児で、目に見えないストレスが日々少しずつ溜まってきています。旦那さんに話すだけで、それらはだいぶ解消されるんですよ。溜まりに溜まったそのストレスが爆発して最悪の結果を招く前に、発散させてあげましょう」

それでは最後に、妻のご機嫌を良くする瞬発力のある方法はあるのか聞いてみた。

「即効性があり、しかも現実的な方法としては、花やプレゼントを渡すことです。女性としては素直にうれしいものですよ。ほかには、食事の配膳を手伝ったり、後片付けをしたりと日々の生活のなかでできることはたくさんあります。その際、『いつもありがとう』と感謝の言葉を添えることができれば、なお素敵ですね」

日々のちょっとした感謝に加えて、クリスマスに気の利いたプレゼントができたら、気持ちも何倍にも伝わるはず。今日からでも「ありがとう」を伝えてみては？