「選べる壁紙」「オーダーメイド賃貸」など次々と斬新な企画をリリースし、カスタマイズ賃貸を牽引してきた“行列のできるマンション”こと、ロイヤルアネックス。
そんなロイヤルアネックス内に、新物件3つが同時オープン! オーダーメイド賃貸・第3弾『KOJAK』、住人専用のルーフガーデン『SoraniwA°』、そして女子向け3室のシェアハウス『HAGU』。これを記念して、2月10日にはロイヤルアネックスの魅力を体験できるイベントが開催されました。
こちらのマンション、特筆すべきは入居希望者が行列をなしている(順番待ち)ことだけでなく、実は「長く住みたい」という住人が多いこと。賃貸住宅にもかかわらず「この部屋が気に入っているから、売ってください!」とオーナーに直談判する住人までいるといいます。
なぜそんなにも愛されるのか? その秘訣をレポートします。
「オーダーメイド賃貸」とは、賃貸でありながら入居予定者の暮らしや希望に沿ったデザインでリノベーションする、「常識破り」な住宅。スケルトン状態で入居者を募集・契約し、入居予定者・デザイナー・オーナーの3者がゼロから現場で打ち合わせをしながら、一緒につくり上げていく家です。
つまり、これまで「買わなければできない」と思われていたことが、賃貸で実現してしまうのです!
『KOJAK』は、入居者のKさんが好きだというアメリカの70年代ドラマ『刑事コジャック』に出てくるお部屋がモチーフになっています。
「(完成した部屋は)想像を超えていましたね。家づくりの最初から関わったから、すごく愛着があります」(Kさん)という言葉の通り、約半年間、5~6回もの打ち合わせを経てつくられた力作です。
なかでも特徴的なキッチンのタイルは、ブラジル音楽のミュージシャンであり以前は南米に暮らしていたKさんお気に入りのバルの雰囲気を再現したそうです。
「オーダーメイド賃貸をやるときに、入居者さんにはまず『お客さんじゃないですよ』とハッキリ伝えています。プロジェクトに、メンバーの一員としてコミットしてもらうんです。だから『それは、次に借りる人が使いづらいよ』といったこともズバッと言います」
そう話すのはロイヤルアネックスのオーナーであり、仕掛人である株式会社メゾン青樹 代表の青木さん。
設計は女性から大きな支持を集める夏水組。ライフスタイルや背景を丁寧にヒアリングしながら、住まい手の期待を超えた形を提案していくのはもちろんですが、一番大切にしているのは、入居者自身に主体性を持って家づくりに関わってもらうことだそう。それを青木さんは「入居者につくり手になってもらうこと」と言います。
賃貸住宅に関わるそれぞれに立場の異なる人たちが、しっかり話し合って、力を合わせて「いいもの」をつくる。つまりオーダーメイド賃貸は、決して「住まい手の言う通りにつくる」ワガママな物件ではないのです。多くの人に愛される=長く受け継がれるに足る強度を持った賃貸物件を、まっとうに生み出そうとする取り組みと言えるでしょう。
後編ではルーフガーデン『SoraniwA°』をご紹介。マンション共用部の活かし方に迫ります!