住まいの雑学
家をすっきり!収納・整理術
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2014年2月11日 (火)

雪国の人たちから学ぶ!スキー用品を簡単に収納できる方法

雪まみれのウェアや道具。どうしてるの?(写真: iStock / thinkstock)
写真: iStock / thinkstock

国土交通省が提供する資料によると、1911年にオーストリアのレルヒ少佐が、日本に最初にスキーを伝えたとされている。約100年の月日を経て日本のスキーは大きく発展を遂げ、今やスキーとスノーボードはウインタースポーツに欠かせない存在となった。

そんなスキーやスノボだが、日常的に楽しんでいる雪国の方たちは、雪まみれのウェアや道具を、どのように家に持ち込んでいるのだろうか。スキー場及びスポーツ施設用安全用品の開発・販売を行う山栄開発株式会社の田中さんにお話を伺った。

「ホテルや民宿などでは、ヒーターやストーブが置かれた乾燥室が設置されているので、そこでウェアやブーツを乾かす方が多いです。ご家庭で楽しまれる方では、ウェアはリビングなどで干すという話を聞きますね」

乾燥室などの施設を整えるのには、そこそこのお金がかかるので、一般家庭では洗濯物を干す感覚でウェアを乾かすということか。一方、ブーツやスキー板はそのままでは家に持ち込めないと思うのだが、どのように対処しているのだろうか。

「スキー場なら空気を圧縮したコンプレッサーで雪を飛ばしたり、ブーツ乾燥機を使ったりしますが、ご家庭ではブラシで雪をはらったり、泥落としマットを利用したりしているようです」

日用品を使って手入れしている方が多いようだ。ほかにも、お湯をかけて雪を流すという方法も使えるそう。さて、雪を落として乾かしたら、どこに収納するのだろう。かなりスペースを取りそうだが…。

「玄関に立てかける方や、物置・押入れにしまわれる方など千差万別ですね。なかには、スキー板が倒れるのを防げるうえ、施錠もできるスキーホルダーを取り付ける方もいらっしゃいます」

スキーやスノボは楽しい半面、片付けの大変さもある。雪国に住む人はお手のものだろうが、あまり雪に慣れ親しんでいない人にとっては大変な作業。今回紹介した方法を活用して、賢い収納を心掛けたい。

■参考資料
国土交通省「日本スキー発祥100周年を契機にしたスノースポーツの活性化と『SNOW RESORT JAPAN』としての海外プロモーションについて」
http://www.mlit.go.jp/common/000127788.pdf
https://suumo.jp/journal/wp/wp-content/uploads/2015/05/e05b18c244da22f8dc689d56a4946e32.jpg
家をすっきり!収納・整理術 なかなか片付かない部屋も、ちょっとしたコツや方法を知るだけですっきり。いらないものを賢く処分することも忘れずに。
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