9月21日はファッションショーの日。1927年、銀座の三越呉服店で日本初となるファッションショーが行われたことが由来だそう。
それから85年が経過した現在、ファッションショーは文化として日本に定着し、「東京ガールズコレクション」など大規模なイベントも行われるようになった。それにともなって、日本各地では一風変わった、個性的なファッションショーも増えてきている。
例えば、秋田県の由利本荘市で9月8日に開催された「農作業着ファッションショー」もそのひとつ。
「『衣食のコラボ』をテーマにした交流イベントの一環として行われたこのショーには、小学生から80歳まで23組30人が出場。それぞれがさまざまなパフォーマンスでプランターを並べたランウェイを歩きました。今回が初めての開催でしたが、入場者数はスタッフ含め200人ほどになりましたよ」
そう話すのは、運営に携わった東由利総合支所の小野さん。ファッションショー終了後は焼きたてピザを食べながらの交流会も行ったという。
そのほかにも各地でファションショーが開催されているので、いくつか紹介しよう。
■自衛隊ファッションショー
鹿児島県で7月28日、29日の2日間に渡って開催された「自衛隊みなと祭り」のイベントとして開催された。護衛艦「いせ」の甲板で、自衛官が制服や作業着などを披露した。
■古都コレクション
11月17日に京都府庁旧本館で開催を予定している和装ウェディングのファッションショー。毎年春に開催されている「ファッションカンタータ from KYOTO」と双璧をなすイベントにすることを目指す。
■久留米絣ファッションショー
10月21日と11月17日に、福岡県で開催が予定されているファッションショー。筑後市の伝統工芸品である「久留米がすり」を、普段着としていかに着こなすかがショーのテーマとなっている。
日本文化にすっかり浸透したファションショー。地方を盛り上げるイベントとして一役買っているようだ。