リフォーム・内装
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SUUMOジャーナル ピックアップ
2013年7月15日 (月)

部屋を涼しげにイメージチェンジ!海・リゾートを意識した部屋づくりのコツ

ラタン(籐)を使ったソファに、ブルー系濃淡のクッションが涼しげ

7月15日は「海の日」。ゴールデンウイーク以来となる待望の祝日だ。関東地方では先月末ごろから続々と海開きが行われ、ビーチもにぎわい始めている。猛暑続きで暑いこの夏は、早速海に繰り出すのもいいかもしれない。

しかし、海へ出掛けるのがおっくうな方もきっといるはず。そんな方は、部屋を「海っぽく」イメージチェンジして、涼しい気分を少しでも味わってみてはいかがだろうか? 今回は海やリゾートを意識した部屋づくりについて、+COCOCHI(http://pluscocochi.com/)の冨田さんに伺った。

海・リゾートを意識した素材や色選びのポイント

「『海』という言葉から連想される、色や素材がもたらす清涼感を出すのがポイントです。素材で言うと、ラタン(籐)やウォーターヒヤシンス、ペーパーコード、サイザル麻などの自然素材や、ガラスなどの透過性があって、触れるとひんやりするような水を連想させるものがおすすめです。

線の細いアイアンや石などもいいですね。また、日本古来から馴染みのあるイグサも、この季節には特に肌に心地よい素材です。今はカラーバリエーションも豊富で、インテリアにも取り入れやすくなっています。

さらに色の観点からは、海を連想させる青、ターコイズ、紺碧、入道雲や泡立つ波を連想する白、星砂のような優しいクリーム系の色、などなど。王道はやはり、ブルー・グリーン系の寒色で、空間に涼やかさを運んでくれる印象がありますね」

部屋を涼しげにイメージチェンジ!海・リゾートを意識した部屋作りのコツ

【画像1】クッションの色を寒色系でそろえると海っぽくさわやかに

ファブリックから始める模様替えのポイント

「インテリアの印象を大きく変えることをメインに考えると、カーテンやラグ、クッション、ベッドカバーなど、面積が大きいものを優先するのがいいでしょう。その分、リフレッシュ感もおおいに得られます。

先ほど紹介した素材や色以外に、ファブリックでは柄も楽めるのでいいですね。親しみのある雰囲気がお好みの方は、例えば海・魚・砂・貝など涼やかさをイメージさせるシンボル的なものや、ストライプやドットなどのパターンを取り入れるのがおすすめ。ホテルのインテリアのように洗練された雰囲気がお好みの方は、色の深度や素材が醸し出す風合い、織り柄などを楽しめるようなアイテム選びをしてみてください」

部屋を涼しげにイメージチェンジ!海・リゾートを意識した部屋作りのコツ

【画像2】光沢感のある素材や、ストライプ・ドット柄が軽くさわやかな印象を与える

上級者は、モノだけでなく感覚に訴えかける部屋づくりを!

「『香り』や『音』といった、嗅覚・聴覚にアプローチするものを取り入れるのも効果的です。例えば香りでは、ミントや柑橘系由来の香りは、爽快感やリフレッシュ感を運んできてくれるので海のインテリアにぴったり。アロマオイルやディフューザー、お香など、商品も多数あるので、お好みのものを選んでみてください。

音に関しては、ドアチャイムや風鈴などがおすすめ。こういった揺らぎのある音には、音自体の持つ凛とした涼やかさだけでなく、リラックス感もあります。また、清流や波打ち際を連想させる音をサウンドとして取り入れるのも効果は大きいですよ。

『モノ』だけでなく、『感覚』についても意識してインテリア計画を立てると、オリジナルの心地のいい空間に仕立てていくことができます!ぜひ、挑戦してみてくださいね」

部屋を涼しげにイメージチェンジ!海・リゾートを意識した部屋作りのコツ

【画像3】ガラス製の食器を新しく買いそろえるのも楽しい

海をイメージさせる涼しげな色や素材、さらには香り・音を部屋に取り入れることで、部屋の見た目が変わるだけでなく、自身もリラックスやリフレッシュ効果を得ることができる。気分が変われば暑すぎる夏をもっと楽しめるかも? 是非参考にしてみてほしい。

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