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2013年4月30日 (火)

建築家・大野力氏が手掛けるインスタレーション「LINES」開催中!

DIESEL SHIBUYAにて来年2月16日まで開催されている展覧会「LINES」。(写真:Toshiyuki Yano)
写真:Toshiyuki Yano

現在、東京の渋谷にあるDIESEL SHIBUYAにて、住宅や商業空間の設計で活躍する建築家・大野力氏(建築設計事務所sinato代表)によるインスタレーション「LINES」が開催されている(期間は今年2月22日から来年2月16日まで)。

このイベントは、大野氏が手掛けた輪郭線だけで構成された部屋に、DIESELのホームコレクションラインのアイテムを点在させた展示会。部屋という空間を壁などの面ではなく、線のみで区切ることによって、ベッドルームやリビング、そして廊下を表現するという画期的で実験的な試みだ。

開催以来多くの来場者を集め話題となっているが、果たしてその魅力とは? イベントを手掛けた大野氏に直接話を聞いてみた。

「輪郭線だけでできたとても小さな空間を重ねながら並べて、DIESELホームコレクションの家具を展示する場所をつくりました。部屋というよりは家具の延長と言うべき身近なスケールの中で、家具と来場者だけが実体として浮かび上がるような風景を目指しました」

この輪郭線だけでできた空間に展示されているのは、家具や照明を扱うDIESELのホームコレクション「Successful Living from DIESEL」のアイテムたち。ファニチャーはモローゾ、照明はフォスカリーニ、テキスタイルはズッキとイタリアを代表するインテリアメーカーとのコラボレーションにより、デザインだけでなく品質においても高い評価を得ているコレクションだ。

ちなみに来場者の反応、反響はいかがだろうか?

「『空間に補助的な線が描かれるだけで、具体的な場のイメージがつくられていることに驚いた』といった声をよく聞きます。またDIESELさんからは売場としても使いやすいとの評価を頂きました」

来年2月まで開催されている「LINES」。大野氏によると、期間中には何度かアップグレードする予定だそうだ。部屋と家具、さらには家という空間を考える機会として、一度訪れておきたいイベントである。

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