年が明けて「今年は新しいことに取り組むぞ!」と意気込んでいる人も多いはず。もし「趣味や特技を活かして自宅で働きたい」と思ってなら、おすすめなのが自宅教室の開催。自宅なら店舗を借りなくてもリビングなどでできるから資金面でのリスクも少ないし、最近は、blogやSNSで教室の告知が手軽にできるようになったりと、より自宅教室が開催しやすい環境も揃っている。
しかし、教室となるとお金の受け渡しがあったり、もし今の自宅が賃貸ならば大家さんの許可が必要だったりと、いろいろ注意点もある。そこで今回は、自宅教室を開催する際の手続きの有無や資格について、弁護士法人パートナーズ法律事務所の弁護士・原和良さんに教えてもらった。
■賃貸住宅の場合
賃貸人(大家さん)との契約内容を確認し、許可が必要な場合は申請する。
■自己所有建物の場合
自己所有の一戸建ての場合は、特に自宅教室開催に大きな問題点はない。
■マンションの場合
通常、管理規約や規約に付随する使用細則で、「営業活動をしてはならない」などの禁止事項が掲げられている。そうした禁止事項に該当する場合は開催できない。
自己所有の一戸建てなら問題はないが、自己所有でもマンションの場合、そして賃貸住宅であれば、一戸建て・マンションに限らず注意が必要のようだ。
続いて資格や手続きの有無について聞いてみた。
会計の管理を個人で行うのは大変。必要であれば税理士さんにお願いするのも手だろう。こうしたいくつかの問題のなかでも、特に気を付けたいのが近隣住民とのトラブルだ。
自宅で、自分の特技を活かしながら、お客さんに喜んでもらえて、かつ収入も得られるかもしれない「自宅教室」。あとからトラブルにならないように、ルールや注意事項をしっかりおさえた上で、かねてからの夢をぜひ実現しよう!
SUUMOでは自宅の一部を開放して「教室」や「交流スペース」を開いている方の実例を紹介している。自分の参考になる例を探してみよう。
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