福島第一原子力発電所 6号機の現状2013年12月24日更新
トピックス
5号機および6号機の廃炉について |
当社は、12月18日に開催した取締役会において、5号機・6号機の廃炉を決定し、同日、経済産業大臣に平成26年1月31日付で廃止する届け出を行いました。 【社長コメント】 【参考資料】 |
■燃料移動に向けた原子炉開放作業の完了について[2013年10月29日掲載]
6号機では、燃料移動に向けて9月17日より原子炉開放作業を開始し、10月15日までにコンクリートハッチ(写真2,3)、原子炉格納容器の蓋(写真4,5)、蒸気乾燥器(写真6)、気水分離器(写真7)等の取り外しを行い、原子炉開放作業が完了しました。
今後は、10月17日より燃料移動作業を開始し、11月下旬の完了を予定しております。
【参考資料】
2013年10月16日 福島第一原子力発電所6号機の燃料移動に向けた原子炉開放作業の完了について
■使用済燃料プールでの異物(アイナット)の確認・回収について[2013年6月4日掲載]
2013年5月20日より使用済燃料プール内に設置されている使用済燃料ラックの点検を開始しておりますが、プールの底部に約3.2cm×約4cmの異物(アイナット(※))があることを当該ラック点検ビデオで23日に確認し、28日に回収いたしました。混入した原因などは調査を行っております。詳しくは参考資料をご覧ください。(写真はこちら 5/23|5/29)
※重量のある機械をクレーンで吊り上げる時、ワイヤ等を接続する環状の金具
【参考資料】
2013年5月29日 福島第一原子力発電所6号機使用済燃料プールでの異物の確認・回収について
2013年5月23日 福島第一原子力発電所6号機使用済燃料プールでの異物の確認について
■浄化設備の配管からの漏えいについて[2012年10月18日掲載]
2012年10月3日に発生した逆浸透膜(RO)装置端子台の焦げ跡調査が終了し、10月4日に浄化設備のポンプを起動したところ、配管の継ぎ手部から水漏れ(約12リットル)が発生していたため、ポンプを停止して漏えいが停止したことを確認しました。その後の調査で漏えい箇所は、放射能除去設備で処理後の、配管の継ぎ手部の穴(3×1mm程度)でした。漏えい箇所にはビニール養生がされており、現場近辺には側溝がないことから、海洋等への流出はございません。漏えい水の核種分析結果など詳しくは参考資料をご覧ください。(写真はこちら)
【参考資料】
2012年10月5日 福島第一原子力発電所6号機 浄化設備の配管からの漏えいについて
■タービン建屋地下1階制御用圧縮空気系(IA系)の制御盤からの発煙について[2012年7月13日掲載]
2012年7月2日、タービン建屋地下1階で制御用圧縮空気系(IA系)の空気除湿器の点検が完了し空気除湿器の電源を投入したところ、IA系制御盤から白煙の発生を確認したため、直ちに電源を切断しました。(本事象による外部への放射能の影響はございません。)
調査したところ盤内変圧器に焦げ跡があることを確認し、消防署による現場確認を行いましたが、変圧器外観からの目視確認では原因等の特定には至りませんでした。
7月3日、変圧器の取外しを行い、写真を消防署に確認いただいた結果、火災ではないと判断されました。原因については、今後も調査を続けてまいりたいと考えております。(写真はこちら 7月2日、7月3日)
制御用圧縮空気系(IA系)制御板(左)、発煙箇所(制御板内)(右)
【参考資料】
2012年7月3日 福島第一原子力発電所6号機タービン建屋地下1階制御用圧縮空気系(IA系)の制御盤からの発煙について(続報)
2012年7月2日 福島第一原子力発電所6号機タービン建屋地下1階制御用圧縮空気系(IA系)制御盤からの発煙について
■6号機の概況
・内部を確認可能な範囲で目視確認を実施した結果、安全上重要な機器に地震による損傷はありませんでした。
・耐震クラスの低い機器でも、地震起因で損傷した設備・機器は一部を除き認められませんでした。
・震災以前からある設備により原子炉および原子炉格納容器、使用済燃料プールへの注水を行っており、安定した状態を続けております。
水圧制御ユニット 制御棒駆動水ポンプ 建屋外観(奥)