住まいの雑学
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2013年6月11日 (火)

建築模型制作のプロが受験する『実践建築模型認定試験』とは?

『実践建築模型認定試験』は意外にも女性の受験者が多いのだとか。\n

住宅系の番組などでよく登場する建築模型。実際の建築物を計画・建設する際に、説明する立体資料として制作される、建築には必須のアイテムだ。図面やパースでは伝えきれないような立体感を持った建築模型は、まるで芸術品のような美しさと細かさをもつ。

一体どのようにして精巧な建築模型がつくられるのか気になるところだが、実は、この模型をつくる人に向けての資格が存在するらしい。この資格試験を主宰する「日本デザインプランナー協会」に話を聞いてみた。

「正式名称は『実践建築模型認定試験』。実践建築模型認定試験1級と実践建築模型認定試験2級に分かれており、年6回開催されています。建築模型の製作技術・技能に加え、建築模型の製作者としてのスキルや、実践の場で通用する技術を有していることを認定しています」

なるほど具体的にはどういう技術が問われるのだろう?

「実践建築模型認定試験2級は図面を見ながらRC造住宅模型を作製できる程度の能力が必要となります。実践建築模型認定試験1級は、図面を見ながらRC造と木造の2種類の住宅を製作できる程度の技術が必要とされます」

なんだか難しそうな気もするが、意外にも建築模型で使用する用語を学習しておけば、案外容易に取得可能なんだとか。ちなみにどんな人が受講しているのだろう?

「6対4で女性が多いんですよ。建築関係の在宅業務・副業を行う際、クライアントに対して自分の建築模型技術をアピールするために使用しているものかもしれません」

女性が多いとは意外! 「資格取得後、自宅やカルチャースクールなどで講師活動ができる」ということも、人気のひとつなのかもしれない。気軽に受講できるようなので、もし建築模型に興味があるのなら挑戦してみてはどうだろう。

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