「安定なんか一生しない。不安定をどう生きていこう、というだけ」 明石家さんまの人生論に賛否 | キャリコネニュース
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「安定なんか一生しない。不安定をどう生きていこう、というだけ」 明石家さんまの人生論に賛否

明石家さんまさんが、6月27日放送のラジオ番組「ヤングタウン土曜日」(MBS)で語った人生論がネット上で話題になっている。

この日の川柳コーナーで、モーニング娘。’15の最年長メンバー、飯窪春菜さん(20)が「20代 今後の安定 考える」と詠み上げた。これにさんまさんは「考えるの無駄だから。安定なんかしないから一生」と反応し、人生についてこう語った。

「不安定をどう生きていこう、というだけのこと。安定になろう、と思っただけでも不安定だから」

不安定な人生の方が「振り返ってから面白い」とも

ヤングタウン土曜日公式ホームページより

ヤングタウン土曜日公式ホームページより

さんまさんいわく、安定しようと努力したところで、本人が安定を感じることはない。「月々50万あればいいなと思っても、50万になったらまた人はまた上を目指してしまうから。安定を目指そうと思うのは無意味、無駄」と断言する。

さらに不安定で収入が少ないと、何か大きな買い物をしたときに「やっと手に入れたぞ!」という喜びがある。そのため「こっち(不安定)の方が楽しい」とも。生活が保障されている平穏無事な人生よりも、多少波風のある人生の方が、生きている実感が湧く、ということなのだろう。さらに、こんなことも話していた。

「不安定のほうが振り返ってから面白い。安定した日々はいらない」

さんまさんと付き合いの長い村上ショージさんは、「(不安定な人生は)おもろないで。あんただけやで」とツッコミを入れていたが、当の飯窪さんはこの人生論に「なるほど、名言ですね」などと納得した様子だった。

安定志向の若者を人生の先輩が諭すという内容だが、これがネットで話題になった。「安定など幻想と言い切るところが、さすがさんま」と賛同する人が多い。「私は安定よりも刺激や挑戦することを大事にしたい!」と勇気をもらった人もいるようだ。

赤ちゃんできると「また違う」かも

一方で、さんまさんの言葉を安易に信じるな、という声も少なくない。映像クリエイターの男性は、この言葉が誰にでも当てはまるわけではないと苦言を呈する。

「社会的に大きく成功した方々の『自由に生きろ』『安定を目指すな』と言った類の言葉は一般人には全く参考にならないので話半分で聞いておくといい」

自由に楽しく生きることを意識して定職に就かずにいたら、いつまでもフリーターから抜け出せない、というのはよく聞く話ではある。芸能界にしても、さんまさんのように何十年も一線で活躍できる人は稀で、どこかで別の安定した道に行った方が幸せだという人も多いだろう。

「不安定で失敗して今まさに死ぬ直前の人間が言って初めて説得力がある言葉だろ」という厳しい見方もあった。しかし、さんまさんもただ不安定な生活を推奨している訳ではない。番組では飯窪さんが女性であることを考慮してか、「赤ちゃんできるとまた違うかもしれない。子どもに貧しい思いをさせるのはかわいそう」とも話していた。

あわせてよみたい:マツコが「趣味に生きる若者」を批判

 

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