ソチオリンピックも早くも終盤戦。すでに日本人選手のメダル獲得のニュースでにぎわっているが、フィギュアスケートの女子シングル競技などさらなる活躍が期待されており、日本で応援する人たちは眠れぬ夜が続きそうだ。
さて、オリンピックといえば、1998年に開催された長野オリンピックのことをみなさんは覚えているだろうか。当時選手村として使われた建物は、現在「今井ニュータウン」という名前で住まいとして活用されている。その詳細について、長野市の担当者に伺ってみた。
今井ニュータウンは、全国から選ばれた設計者と地元の設計者が協力して設計を担当しており、1995年から建設が始まった。そのコンセプトはどのようなものだったのだろう。
建物それぞれを見てみると、ガラス張りのエレベーターやブリッジがある棟、そして屋上階が外側にはみ出した複雑なデザインの棟など、一棟一棟がユニークなデザインになっている。部屋は1LDK~4DKまであり、家賃は収入により異なるが21,900円~68,000円(市営住宅の場合)の設定だ。
オリンピックが終わった後も一般向けの住まいとして活用されている今井ニュータウン。ソチの選手村は、メディア公開ぎりぎりまで工事が続けられるなどゴタゴタもあったが、選手によると「部屋は新しくて広くて快適」とのこと。リゾートマンションとして売り出されることも決定しており、今井ニュータウン同様に、高い人気を誇りそうだ。