TwitterやFacebook、mixiなどのSNSが一般に普及してから久しいが、利用者数の増加とともにトラブルが多発している。
最近では、アルバイト先のアイスケースや冷蔵庫に入ったり、食材で遊ぶ様子が炎上し、店舗の閉店などまで影響した例が記憶にあたらしいが、それ以前にも例えば、百貨店に内定していた大学生が、女子大生の泥酔強姦事件の加害者である同じ大学の学生を擁護する発言をツイートし炎上、その後内定を取り消されるという事件や、ユニバーサルスタジオジャパンでの悪ふざけを投稿し問題になった大学生、高級ホテルの大学生アルバイトが有名人の来客情報をTwitterで漏らしてネット炎上、大学やホテルが謝罪に追い込まれるなど、SNS上のトラブルは枚挙にいとまがない。
これらの問題で共通しているのが、SNSから本人が特定され、実生活に影響を及ぼしていること。もちろんケースによっては、各人のモラルが問題を招いていることもあるが、社会的制裁の大きさを考えると、SNS利用の怖さを感じずにはいられない。
そこでここでは、インターネットにおけるセキュリティの専門家である、ソーシャルメディアリスク研究所代表の田淵義朗さんに、SNSを利用するうえでの個人情報漏洩対策、そして問題を起こさないために心掛けておきたいマナーについて聞いたのでご紹介したい。
まず、プライバシーの保護やセキュリティーの問題で、やってはいけない行為、気をつけるべき点について伺った。
文章だけでなく、写真や動画も投稿できるのが、SNSの特徴なのだが、写っている人が特定されてしまうというリスクも、内包されているのだ。では、SNS上でのプライバシー、個人情報の保護に関して、どのような対策をするべきなのか?
パソコンや携帯電話で、気軽に利用できるのがSNSの良いところ。だが、不必要なトラブルに巻き込まれないためにもマナーを守り、個人情報の漏洩にもしっかりと対策をして、賢く付き合っていきたいものだ。